柿の生産量で堂々の3位に位置する福岡県の『太秋柿』はサクッとした食感と確かな甘さを味わえる逸品です。
"シャキッ"とした梨のような食感で種もほとんどなく、柿の中でもトップクラスの甘さが魅力。
『太秋柿』は「富有柿x(次郎x興津15号)」という、いずれも優れた甘柿を掛け合わせて出来たサラブレット品種で品質、見栄えともに高級柿の代表格です。
ものによっては糖度15度以上もの濃い甘さがあり、歯ごたえのあるサクッとした上品で爽やかな甘い果肉が魅力です。
なお、『太秋柿』は完熟を迎えるにつれて、表面に特有の黒い筋「条紋」が入ります。最も甘さを楽しめる目印としてお召し上がりください。
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販売情報 | 販売終了 |
【『太秋柿』と「御所柿」】
『太秋柿』の掛け合わせは、富有柿×(次郎×興津15号)ですが、先祖をたどると日本最古の甘柿「御所柿」と意外に近い係累にあたります。
『太秋柿』の掛け合わせにある興津15号という柿は、晩御所と花御所という柿を両親に生まれました。この晩御所、花御所はいずれも日本の甘柿の先祖である「御所柿」直系の品種なのです。
日本最古の甘柿「御所柿」は、今から約500年前の室町後期に誕生しました。
それまで日本に甘柿は存在しませんでしたが、当時の奈良で突然変異によって偶然誕生し、土地にちなんで「御所柿」と名づけられたものです。
当時は、甘いものがほとんど無い時代です。御所柿の美味しさは瞬く間に広がり、宮中や将軍家にも献上されたと伝わります。
この歴史的な果実「御所柿」の美味を宿らせる『太秋柿』をぜひじっくりとお楽しみください。