熊本県玉名郡和水町で農業を営む上田農園 上田岩雄さんの作る「小麦」と「玄米」と「プリンセスほおずき」を使った「パン」と「バター」です。それらの素材の味わいを活かしたパンとバターを熊本県在住のブーランジェ(パン職人) 吉田祥世さんが作り上げました。
パンは、周りはザクッと食感。中はしっとりと柔らかです。
このパンを食べたとき、周りの生地の香りの良さと、中のしっとりと柔らかな食感に驚きました。生地の旨味を噛めば噛むほど感じます。上田岩雄さんが作る小麦を熱湯でこねて小麦の芯まで水分を浸透させた湯種を使うことでこのふわふわ感が生まれます。そして、北海道産の小豆を入れることで、パンに甘みや深みが加わります。
このパンを作る吉田さんは、素材の味わいを活かすために、余計なものは使わず、シンプルな材料で作り上げます。
上田岩雄さんの作る小麦と玄米は、香り高く深い旨味があります。
上田さんは特に土作り、作物が育つ環境作りに力を入れています。農薬には頼らず、植物と微生物たちが自然と循環できるような特別な環境作りをしています。上田さんのシロガネ小麦を使って作ったパンは「香ばしさとしっとり感が格段に違う」と吉田さんは言います。
玄米は、ふっくらと甘みがあるのが特徴です。これをパンに加えることで、もっちりとした食感になります。
ほおずきバターに使っているのは、上田さんが育てる「プリンセスほおずき」です。当店で販売し、毎年お客様から好評のほおずきです。上田さんは、iTQi(国際味覚審査機構)の優秀味覚賞において2016年、2017年、2018年と3年連続で最高評価3つ星に輝いています。世界に認められたほおずきです。上田さんの作るほおずきは、香りが強く、甘みと酸味のバランスが絶妙です。このほおずきを今回はたっぷりと使いバターにしました。
ほおずきと奄美大島産の素だき糖を合わせて、ジャムを作ります。そして、ホイップしたニュージーランド産のグラスフェッドバターにほおずきジャムをたっぷり入れて作ります。ほおずき本来の甘みや酸味を活かすため、砂糖は最小限にして作っています。
ほおずきが合わさることで、すっきりとした味わいのバターになります。
賞味期限 | パッケージに記載(2週間) |
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保存方法 | 冷凍 |
出荷期間 | '22/10/10 ~ |
販売情報 | 販売期間:'22/10/1 00:00 ~ |
【吉田商店 吉田祥世さん】
吉田さんはベーカリーやパティスリーで経験を積み、安心安全に食べられる“本物の食”を作り出したいという想いから独立し「吉田商店」を開きました。素材の持つ力を最大限に引き出したパンやお菓子を作ります。
今回、上田さんの作物の味わい、力強さに感動し、コラボすることになりました。