豊洲のプロが厳選したトマトを直送します!
豊洲市場ドットコムでは、一般店頭のように数玉を小分けにしてパックに入れたり贈答・ギフト用の化粧箱に入った規格だけを販売しているのではありません。国産であれば高知、静岡、愛知、茨城、熊本、長野、北海道などの人気の産地、様々な品種の食べ比べセット、農園の選果で最も厳しい基準をクリアした最高等級の限定品、ギフト需要の低下、収穫のピークで大量入荷などで相場下落した際の特別企画、皮にスレ、キズがある安い訳あり品、産地箱規格・・・etc
全国から旬の食材が入荷する豊洲市場だからこその多種多様なトマトを案内しています。当日入荷したものからプロが厳選した商品だけをお届けしていますので、大切な方への贈り物としても安心してお買い求めください。
フルーツトマトと普通のトマトの違い
フルーツトマトは特有の品種ではなく、糖度の高いトマトのことを指します。普通のトマトは糖度が4〜6度ですが、フルーツトマトは糖度が8度以上あります。
フルーツトマトの栽培では、水やりを少なくしたり、肥料の吸収を抑えたりすることでトマトにストレスを与えます。
その結果、甘みがぎゅっと凝縮されたフルーツトマトが育ちます。また、特別な栽培方法で育てられるため、普通のトマトに比べるとやや小ぶりなのが特徴です。
フルーツトマトの旬と産地
フルーツトマトの発祥の地は高知県で、現在では全国各地で栽培されています。農林水産省の「令和2年産野菜生産出荷統計」(※2)によると、トマトの2020年の出荷量は1位が熊本県、2位が北海道、3位が愛知県です。
旬の時期は品種や産地によって異なりますが、露地栽培では6〜8月、最もおいしくなるのは春から初夏と秋といわれています。しかし、一年を通して市場に出回っているため、季節ごとに違う品種のフルーツトマトが味わえます。
※2 出典:【農林水産省】令和2年産野菜生産出荷統計
おすすめフルーツトマト
その1
静岡県または長野県産フルーツトマト
「アメーラトマト」
「アメーラトマト」は最高品質のフルーツトマトブランド。1996年に静岡県の3名の農家が手がけたのが始まりです。「アメーラ」は静岡県の言葉で「甘いでしょ」に由来しています。
「今までにないおいしいトマトを全国に届けたい」という想いのもと、静岡県農業試験場で開発された栽培方法を取り入れつつ、独自の栽培システムを確立しています。
トマトの生長に必要な水分量を最小限に抑え、小ぶりながらもずっしり果肉のつまった甘いフルーツトマトが完成します。甘みだけでなく、酸味や旨味のバランスがよく、滑らかなゼリー状部分なども魅力です。
静岡県からスタートした「アメーラトマト」は現在では、9か所の農場で生産されています。
・静岡県静岡市
・静岡県焼津市
・静岡県藤枝市
・静岡県沼津市
・静岡県牧ノ原市
・静岡県浜松市
・静岡県富士宮市
・静岡県小山町
・長野県軽井沢町
どの農場で生産しても高品質のフルーツトマトが出荷できるよう、生産管理システムや選別方法を徹底しています。
「アメーラトマト」は2019年からはスペインでの生産をスタートして高い評価を得ています。2021年6月には、ヨーロッパの著名なシェフやソムリエが審査を行うInternational Taste
Institute(国際味覚審査機構)の品評会で最優秀味覚賞を受賞しました。世界が認めるおいしいフルーツトマトの証です。
出荷時期によって糖度の基準が異なり、1月21日〜6月15日は8度以上、6月16日〜1月20日は7.5度以上です。また、流通の関係で青い状態で届く場合があります。その場合はご自宅の涼しくて温度変化が少ない場所でヘタを下にして追熟を行いましょう。赤くなったら食べ頃です。
おすすめフルーツトマト その2
熊本県八代産フルーツトマト
「塩トマト
太陽の子 ロイヤルセレブ」
トマトの出荷量で日本一を誇る熊本県で栽培された八代産フルーツトマト「塩トマト 太陽の子
ロイヤルセレブ」。八代地区は八代海に面する八代平野と山麓地帯で成り立つ土地です。
八代平野の3分の2はかつて干拓地で、フルーツトマトを栽培している土地は江戸時代には塩田として利用されていました。
そのため、現在も土壌には塩分が含まれており、農作物の栽培には適していません。いわゆる「塩害」で農作物が枯れたり腐食したりするためです。しかし、フルーツトマトは水分量を枯れるギリギリのところまで減らすことで甘さが増します。
八代地区ではこの土壌を上手に活かした栽培方法で高糖度のフルーツトマトを作っています。「塩トマト」と呼ばれる所以です。
過酷な環境で育つ八代産の「塩トマト」の中でも約1%しか収穫できないのが「塩トマト 太陽の子
ロイヤルセレブ」です。糖度10度以上のフルーツトマトだけが名乗れる極上の品です。光センサーで厳しく糖度を吟味しており、甘さはフルーツトマトの中でもトップクラス。
やや小ぶりサイズで皮が厚めなのが特徴で、濃厚でフレッシュな甘さは格別です。希少なフルーツトマトのため、販売数が限られています。
おすすめフルーツトマト その3
愛知県産フルーツトマト
「ロッソトマト」
日本でも指折りのトマトの名産地で生産された愛知県産フルーツトマト「ロッソトマト」。「ロッソ」はイタリア語で「赤」を意味します。その名の通り「ロッソトマト」は真っ赤でツヤのある果皮が特徴です。
愛知県でも数名しか生産者がいないため、生産量に限りがあり市場に出回ることは非常に稀なフルーツトマトです。
フルーツトマトの中でも人気の桃太郎系の品種で、完熟した実は肉厚でゼリー状の部分が少なく、食べ応えがあります。糖度は8.5度以上、商品によっては10度以上のものがあり、数あるフルーツトマトの中でも最高ランクの甘さです。
高品質な「ロッソトマト」を作り出すのは愛知県の温暖な気候と高い栽培技術です。甘みを高めるために最低限の水やりで樹にストレスを与えます。枯れる直前の状態まで調整された樹は地中に深く根っこを伸ばし、果実からは産毛を出して水分を吸収しようとします。この状態が甘くて旨味たっぷりのフルーツトマトを育てるのです。
厳しい環境下のため、日々の管理も大変です。生産者さんは日々、水分や肥料を調整して実の状態を確認しています。さらに1本の樹から収穫できる実の量を半分まで減らしたり、通常のフルーツトマトよりも長い日数をかけてじっくり完熟させたりします。そして出荷される甘くておいしい「ロッソトマト」は、生産者さん方の卓越した栽培技術とこだわりの賜物といえるでしょう。
甘みの他に、トマトの旨味や濃厚なコク、芳醇な香りが感じられます。そのまま生で食べてもお料理に使ってもおいしくいただけます。ほぼお目にかかれない希少なフルーツトマトですので、特別な人への贈り物にもおすすめです。通販で販売されていたら、すぐに購入していただきたいフルーツトマトです。
おすすめフルーツトマト
その4
茨城県産フルーツトマト
「スーパーフルーツトマト」
茨城県筑西(ちくせい)市にあるNKKアグリドリームが出荷を行う茨城県産「スーパーフルーツトマト」。
25,000坪の広大な敷地に温度や湿度、地質などをすべて制御管理したプラント(温室)があり、高品質なフルーツトマトの、低価格での安定供給を可能にしています。糖度は9度以上と一般的なフルーツトマトよりも高い数値です。
独自開発の光センサー付き選果機で形状や糖度ごとに選別を行い、出荷前にはスタッフが厳しくチェックします。栽培の過程でもシステムに頼らず、プラントを数名のスタッフが担当して責任を持って管理している徹底ぶりです。
出来上がった「スーパーフルーツトマト」はその名にふさわしいパーフェクトなもの。限界までトマトにストレスを与えて栽培しているため、甘みや旨味が果実の中に凝縮されています。トマトが持つ爽やかな酸味とフルーツトマトならではの濃厚な甘みで、市場からも高い評価を得ている逸品です。
11月から翌年の6月まで出荷されています。
おすすめフルーツトマト その5
静岡県産フルーツトマト
「スイートピュア」
静岡県産フルーツトマト「スイートピュア」は、静岡県西部にあるJA遠州中央が出荷する人気のフルーツトマトです。わずか3名の生産者が月に1度「トマト会議」を開催し、栽培方法などについて話し合って栽培されています。
通常、農作物の栽培には土が使われますが、「スイートピュア」は肥料などの成分を溶かした培養水を使用する溶液栽培で作られています。
病害などの土壌に関するトラブルの影響を受けにくく、効率的に良質なフルーツトマトが生産できる仕組みです。そのため1年を通しておいしいフルーツトマトが味わえます。
「スイートピュア」は他の数あるフルーツトマトの中でも特に肉厚で甘いのが特徴です。果実の中のゼリー状の部分が少ないため、しっかりとした食味が感じられます。トマトのゼリー状部分が苦手な人にもおすすめです。
コクのある味わいですので、お料理に使ってもよいでしょう。いつものレシピで作ってもよりおいしい仕上がりになります。「豊洲市場ドットコム」では、お得な2箱セットなども取り揃えています。ご家族の人数やお贈りするお相手に応じて選びましょう。
おすすめフルーツトマト その6
徳島県産フルーツトマト
「珊瑚樹(さんごじゅ)トマト」
「珊瑚樹トマト」は徳島県の東部 に位置する小松島市 にある樫山農園 で栽培されています。
昔、トマトは「珊瑚樹茄子」
と呼ばれていたのが名前の由来です。樫山農園が栽培する「珊瑚樹トマト」は肉厚で抜群の甘みを持ちます。特にS規格特選ランクのトマトは、糖度が10度を超えます。
旨味や酸味のバランスも良好で、レストランなどでも使用されているほどです。
樫山農園 では独自開発の養液栽培 を採用しています。ビールの製造過程で発生する麦芽の穀皮から作られたモルトセラミックス を培土 として利用。トマトの生育に欠かせないミネラルをたっぷり含んだ果実になります。
その他にも栽培に必要な肥料をコンピューターで細かく管理したり、特殊な浄水器を用いた純度の高い水を利用したりと、丹精を込めて栽培されています。こうした取り組みによって雑味が少なく、フレッシュな甘さを感じるフルーツトマトが出来上がるのです。
出荷時には糖度センサーでフルーツトマトの糖度を測り、カメラセンサーで大きさを選別しています。基準をクリアしたフルーツトマトだけが「珊瑚樹トマト」として出荷されます。農作物には「以前はおいしかったのに、今回はそれほどでもない」というご不満がありがちですが、樫山農園のフルーツトマトは安定して高品質なのが消費者にとってうれしい点です。リピーターが多いのも納得の逸品です。
おすすめフルーツトマト その7
群馬県産フルーツトマト
「ブリックスナイン」
「Brix=糖度」9度以上がそのままネーミングの由来になっている群馬県産フルーツトマト「ブリックスナイン」。
名産地である群馬県南東部は、年間の日照時間が全国でもトップクラスという土地柄です。太陽の光を存分にうけて育ったフルーツトマトは、光合成の効果で甘みと旨味十分なおいしいものに育ちます。
さらに「ブリックスナイン」は、群馬県園芸試験場(現・農業技術センター)の開発による「遮根透水シートによる根域制限栽培」を採用しています。これは根っこの生長や水分の吸収をコントロールできる特殊なシートを土壌の中に入れる栽培方法で、高い技術力と管理能力が必要とされます。生産者さん方は自分の農場はもちろん、お互いの農場を巡って品質向上に努めていらっしゃいます。
また、糖度9度以上を謳っているだけに、選果基準も厳格に定められています。出荷前には糖度が9度以上かどうかを厳しくチェックしています。
甘さだけでなく、しっかりとした食感の果肉や「赤い宝石」とも称される濃い赤の果皮も非常に魅力的です。濃厚な味わいで酸味・旨味・コクのバランスがよく、どんなお料理にもマッチします。NHKとJA全中、JA都道府県中央会が主催する日本農業賞の優秀賞の受賞歴もある優れたフルーツトマトです。
1月中旬〜6月中旬が出荷時期です。
おすすめフルーツトマト その8
佐賀県産フルーツトマト
「サンロード」
フルーツトマト「サンロード」を生産する佐賀市川副町 は、北に天山、南に有明海を臨む自然環境に恵まれた地です。
サンロードという品種の中でも、
地元のとまと部会による厳しい選果基準を満たしたものだけがブランドトマト「光樹(こうじゅ)
」を名乗れます。太陽の光をさんさんと浴びて光り輝く樹という意味で名づけられました。
「光樹」は大玉で皮に弾力があり、水に浮かべると沈むほどずっしりと重たいのが特徴です。糖度や酸味、旨味のバランスが非常によく、生で食べてもお料理に使ってもおいしさを実感できます。お口に入れるととろけるような滑らかな食感も魅力です。カットしてみると、ゼリー状部分が少なく果肉がぎっしり詰まっているのがよく分かります。
川副町では地域ぐるみで土作りから播種、定植、受粉作業、収穫にいたるまで、高品質なフルーツトマトを栽培することに尽力しており、「光樹」はその賜物といえる逸品。メディアにも数多く取り上げられ、全国にファンが存在するほどの人気ぶりです。
減化学肥料・減農薬を実施しており、佐賀県特別栽培農産物 の認証を受けています。おいしさに加えて、食の安全・安心にこだわる方にもおすすめのフルーツトマトです。
おすすめフルーツトマト その9
愛知県産ファーストトマト
「龍珠(りゅうじゅ)」
「龍珠」は愛知県の伝統野菜「ファーストトマト」の中でも糖度が9度以上のものを選んで出荷されるフルーツトマトです。ファーストトマトは昭和の終わり頃まで盛んに生産されていましたが、栽培が難しく、今では生産者さんが少ない大変貴重な品種です。しかし近年、食味のよさが見直され、市場でも需要が高まっています。
お尻の部分がツンと尖ったかわいらしい見た目が特徴です。皮は薄くて果肉が透けて見えるほど。果肉はしっかりとしており、ゼリー状の部分が少ないです。スライスしても実が崩れにくいので、サンドウィッチやカプレーゼなどに使うとよいでしょう。
皮に近い部分がより甘みが強く、奥行きのある濃厚な味わいです。昔懐かしいトマトの旨味や酸味に抜群の甘さが加わり、他のフルーツトマトとは一線を画す存在といえます。トマト本来のフルーティーな香りやみずみずしさも大きな魅力です。甘いだけではないフルーツトマトを味わいたい方におすすめです。
産地直送の場合、まだ硬さが残っていることがあります。そういった場合は日の当たらない場所に常温で置き、追熟を行いましょう。
赤みが濃くなって果皮にハリが出てきたら食べ頃のサインです。昔ながらのトマトを味わいたい年配の方からお子さんまでおいしくいただけます。