いちごが大あばれ
"やんちゃな苺"
が入荷中・・
果形が大あばれしていている いちごを「鶏冠果(けいかんか)」とよびます。
(花芽分化時の気温、多量要素のバランス、品種が持つ馬力など)変形する要素はいくつかありますが、
株の栄養が十分な1番花や2番花の最初の時期に発生します。
自由奔放ないちごが
大発生中!
特に今年は、全国各地で大発生!
花托とよばれる 花の付け根が発達すると
「いちご」になるのですが、
今シーズンの秋冬は暖かかったことから、
正常に一番目の花が咲かず、いちごの実が生りにくかったのです。
「1番果がとんだ」などの声も各地の生産者から聞こえてきました。
そして、その分2番目の花がピークになるちょうど今!
たまりにたまったパワーが大解放され、いちごの果形が大あばれしているというのです。
実は普通の一粒より
断然、甘いんです。
いちごは先端にむけて糖度が高くなります。
きれいな円錐形のいちごよりも「鶏冠果(けいかんか)」に(先端の)甘い部分が多いのは一目瞭然。
断然甘い味わいなのです。
大きいと大味が心配されますが、「鶏冠果(けいかんか)」の味わいはとても濃いです。
大寒の気温が低い時期にゆっくりと育ち、養分や糖がたっぷり蓄えられて育つためです。食べ応えと満足感が違います。
店頭では売りづらい。
「規格外品扱い」
大きくて甘いと魅力あふれる「鶏冠果(けいかんか)」ですが、市場流通では規格外品として扱われます。
粒単価を考える量販店では、その大きさや見た目から手に取ってもらいにくい、売りづらいと敬遠されてしまうそうです。
瞬間的に出蕾し1〜2週間ほどでピークがすぎるので
特に市場流通せず、生産者は自宅で楽しんだり、身内に送って楽しんでいるそうです。
ですが、成熟するまでに日数が多くかかっている分、
味もしっかりのっているため、どこかもったいない、たくさんの人に知ってほしいと 感じているといいます。
(JAやつしろ中央苺部会 中野勝行部会長)
特別に大きな粒を
詰めてもらいました!
滅多に出会えないので、いちご好きは見つけたら迷わず買ってしまう「鶏冠果(けいかんか)」
甘くてボリュームたっぷりなうえお買い得です。
今回はJAやつしろのみなさんに協力いただき、特別に詰めていただきました。
写真は5粒ですが、1パックに2粒や3粒などのモンスター級のいちごが届く場合もあります。
その見た目と味わいはこの時期だけの楽しみです。