岡山県牛窓 バナナ菓子専門店「Draine」
岡山県産バナナをふんだんに使った自然な甘さと香りの広がる
"金のバナーナDraine"でつくる
本格バナナスイーツ
サブレ缶、焦がしバナーヌフィナンシェ、アイスクリームを、バナナ菓子専門店「Draine」からお届けします。

特別なバナナを使ったバナナ菓子専門店
「金のバナーナDraine(ドレーヌ)」は、岡山県牛窓にある循環型農業を志す「TARIファーム」が作り上げた、農薬不使用、樹上で完熟させたバナナのブランドです。品種は今や幻とも言われる「グロスミッチェル」。上品な香りと豊かな甘さ、そして薄くて柔らかいことから皮ごと食べられることが特徴です。そのバナナを使ったお菓子の専門店「Draine(ドレーヌ)」から、画像のフィナンシェなどをお届けします。特別なバナナの風味を活かすため、香料などを使わない自然派のスイーツです。濃厚な甘さと華やかな香り、農薬を使わないからこそ安全安心のため、皮まで使いスイーツに仕上げています。

これが「金のバナーナDraine」です。
「金のバナーナDraine」は、糖度が25度もあります。上品な香りも楽しめ、しかも、皮が薄く皮ごと使えるため、お菓子にバナナの風味を十分に生かすことができます。
「金のバナーナDraine」の品種であるグロスミッチェルは、かつては輸入バナナの主力でしたが、病気の流行などにより、現在のキャベンディッシュにとって変わられ、一度は絶滅したとされていました。しかし独自の栽培方法を確立。グロスミッチェルの国内生産が可能となりました。

Draineのお菓子の魅力とは?
TARIファームとDraineのオーナーの金山美保さんは語ります。
「金のバナーナDraineの特徴は、芳醇な香りともっちりとした食感で、完熟させたバナナの皮はとくに柔らかく、生地などに使用すると自然な風味が実に豊かになります。さらに、皮の豊富な栄養も摂取できます。皮を残さないことは、自社の取り組みである“食材を余すことなく使用する”ことに繋がっているのです」。お菓子の材料は、国産バターや地元産の卵などを厳選し、香料不使用に徹しています。
Draineのお菓子を紹介します。

7種の味わいが詰まったサブレ缶です。
Dの形がバナナのサブレです。サクサクとした食感の中にバナナのコクと旨味が感じられます。
バナナのサブレのほかに、ほろほろとした食感が特徴のバナナのブールドネージュ、バナナとココアを掛け合わせたショコラサブレ、さらには自家栽培のコーヒー豆を使用したサブレなど、全7種類が入っています。いずれも素材の風味を活かして焼き上げてあります。

一番人気の焦がしバナーヌ
フィナンシェです。
焦がしバナーヌフィナンシェは、しっとりとして、焦がしバターによって引き立つバナナの味わいが秀逸。金のバナーナDraineの風味が、フィナンシェに見事に表現されています。農薬を使用しないバナナを皮ごと使い、香料などは一切使わずに焼き上げるという、自然な味わいを大切にした希少なフィナンシェです。

アイスクリームも秀逸です。
バナナのアイスクリームは、バナナをまるごと潰したような濃厚な味わいです。クリーミーでねっとりと舌にまとわりつき、バナナの風味が余韻として残ります。ジェラート仕立てのアイスクリームです。国産の牛乳を使用した、さっぱりとしたミルクアイスクリームとセットでお届けします。

自然エネルギーを利用した、
TARIファームです。
TARIファーム(旧エコタンファーム)は、2020年に瀬戸内海の穏やかな気候に恵まれた、岡山県の牛窓に開業しました。農業クリエイターの金山紘樹さんが、廃棄材を燃やして発生する温風ガスを活用し、農薬を使用せずにバナナを栽培しています。
「栽培で気を付けていることは、3つあります。一つは適正な水やりを行うこと。水は飲み水としても使える天然水を使います。二つ目は土壌の栄養を管理すること。三つ目は葉っぱの表裏を目で確認し、害虫を取り除くことです」と、金山紘樹さんは語ります。こうして栽培されたバナナは、完熟直前まで樹上で栄養分を取り込み、濃厚で甘みの強いバナナになります。
農園のある広大な敷地にはグランピングなどの宿泊施設も完備。今後はカカオ豆の栽培にも力を入れていくそうです。
文・林麻実
撮影・八尾昌輝
画像提供:Draine