輸送船とCAS凍結が生み出す
驚くほどに美味な
『御前崎の釜揚げシラス』
シラスでここまでやるのか…!
と衝撃を受けたほどの
こだわりが詰まっています。
全国様々なシラス商品を見てきましたが、今回のものは特に美味。
静岡県御前崎では、水深が深く海流が早い駿河湾の恩恵を受け
身が締まり旨味ののったシラスが水揚げされます。
黒潮が蛇行する、厳しい環境で獲れるシラスは格別な旨さ。
中でも今回のシラスは旨味がしっかりありながら上品で、苦みやえぐみはなく、
さらに出来たてのようなふわりとした食感まで楽しめる
とても素晴らしい一品です。
この美味しさの違いは
輸送船を使い漁獲から1時間以内に釜揚げ
細胞を壊さないCAS冷凍を採用
という他にないこだわりから生まれます。
シラスでここまでやるのか…! と正直驚きました。
シラスの味を決めるのは
何と言っても鮮度
通常のシラス漁では、沖で水揚げ後シラスを魚倉に入れ丸1日漁を行ってから帰港します。
しかし操業している間も鮮度は低下していき、エグ味や苦味が生まれる原因となります。
今回の商品は
漁船が漁獲したシラスを「輸送船」が沖で受け取り港に運ぶという
なかなか聞いたことの無いひと手間を加えて、鮮度にとことんこだわった漁を行っています。
水揚げから1時間以内に
釜揚げにします
シラスの名産地である駿河湾の御前崎港においても異例の仕組みです。
輸送船を使う事で、なんと水揚げから1時間という短時間での加工が可能になりました
数時間の違いではありますが、シラスの鮮度は雲泥の差。
余計な味のしないまろやかで濃厚な旨味。
これほどまでに美味な釜揚げシラスは、この鮮度が無ければ実現できません。
シラスの旨味・食感を
食べる瞬間まで保つCAS冷凍
さらに今回の品は、シラスでは聞いたことの無い
「CAS冷凍(きゃすれいとう)」を使って出来立ての美味しさを閉じ込めます。
CASとはセルアライブシステムという意味で
細胞を生きたまま凍結させるという技術です。
通常の冷凍だと、食材中の水分が冷凍時に膨張し細胞膜を傷つけ
解凍時にドリップを引き起こし、栄養の流出など品質の低下につながります。
細胞膜が壊れない「CAS冷凍」ですと、まるで釜揚げ直後のような
解凍するだけでふわふわの質感が戻って、栄養素の流出もないため
旨味もそのままに、ご自宅で楽しむことができるのです。
美味しさにこだわるあまり、
たどり着きました
「輸送船」「CAS冷凍」日本全国でもなかなか聞いたことが無いほど
手間暇のかかったシラスです。
通常、漁獲が不安定なシラス漁において、これだけの仕組みや設備を導入するのは
とても難しいことです。
それでも実現したのは「おいしさ」への圧倒的なこだわりがあるからです。
一味も二味も違う、釜揚げシラスを楽しんで下さい。
(文章:仕入れ責任者 八尾昌輝)