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福島県ブランド
『会津身不知(みしらず)柿』
「会津身不知柿」は、別名「西念寺柿」といい、約500年ほど前に、現在の福島県二本松市小浜にある西念寺の住職が、柿の苗木を中国から持ち帰り栽培したことが発祥とされています。
その名前の由来は諸説あり、「我が枝が折れるほど、たくさん実をつける身のほど知らず。」、「あまりの美味しさに我が身の心配も忘れ食べ過ぎてしまう。」、「徳川将軍に献上したところ、“未だ、かかる美味の柿を知らず”との称賛の言葉を頂いた」など、福島県が誇る由緒ある柿です。
2007年には、福島県ブランド認証制度の第3号産品として認定されました。
昭和3年より続く献上柿文化
江戸時代から続く柿農家 山内清則さん
献上柿となる「会津身不知柿」を育てる北御山生柿生産出荷組合には、9名の会員が所属しています(2022年時点)。そのなかで専業農家は2名、そのうちの一人、山内清則さんは、1781年(天明元年)から8代続く農家で、毎年献上柿を生産しています。
山内さんの「会津身不知柿」は、収穫後およそ2週間ほどかけて焼酎で渋抜きしています。
渋抜きは、炭酸ガスで短時間でもできるのですが、「会津身不知柿」特有のトロリとした滑らかな果肉は、焼酎で脱渋するからこそ引き出されるためです。
献上柿の最終選果(全生産量の0.02%)には至らなかったものの、献上品向けに大切に育て上げる「会津身不知柿」をご用意します。
味わいの変化を楽しむ食べ方
柿は、熟成させると、果皮の橙色は濃く、果肉は徐々に柔らかくなります。
お手元に到着後、時間をかけて味わいの変化を楽しんでください。
【1】サクッとした食感と滑らかな果肉
ご自宅に到着後、室温約25度・湿度低めの場所で「3〜4日」かけ追熟させます。
【2】柔らかでトロリとした果肉
ご自宅に到着後、室温約25度・湿度低めの場所で「6〜7日」かけ追熟させます。
訳ありの規格には、写真のような柿も入ります。
見た目に難ありの品で、味には影響はありませんが、キズある果実は傷みも進みやすいので、お早めにお召し上がりください。