豊洲市場
茂助だんご『桜餅』
「長命寺風」と「道明寺」
明治31年日本橋魚市の頃、初代・福田茂助(ふくだもすけ)によって誕生した『茂助だんご』特製の『桜餅』です。
こだわりの原料でつくる、コクのある上品な甘さのあんこを薄皮の生地でくるんだ『長命寺風』と道明寺粉を使用した『道明寺』の2種類をご用意しました。
期間限定、春の味わいをお楽しみください。
2種類の『桜餅』あなたは
どっち派?
桜餅と聞いて皆さんはどちらをイメージしますか?桜餅には2種類あり、関東で発祥の『長命寺風』と関西発祥の『道明寺』があります。
地域によって食されるものが異なり、西日本・中部・北海道は道明寺派ですが、関東・東北は2種類を分ける形に。
また、秋田・青森・島根は長命寺派です。(2022年ウエザーニュース調べ)
当社でもツイッターでアンケート調査をしたところ、道明寺は65.7%、長命寺風は32.9%その他は1.5%(有効回答数757件)と、道明寺派が多い結果となりました。
『長命寺風』と『道明寺』の
歴史
関東で馴染みのある『長命寺風』は、江戸時代後期に向島の長命寺で門番をしていた山本新六が、隅田川の川岸に植えられた桜の葉を塩漬けにし、餅をくるんだのが最初とされています。その後門前に「山本屋」を創業、花見客の人気を集めて全国に広がったそうです。
それに対し、『道明寺』は大阪・藤井寺市にある道明寺が由来。江戸時代に道明寺で、保存食用にもち米を水に浸し、蒸しあげて乾燥させてから粗く挽いた「道明寺粉」が作られました。
この道明寺粉を使った道明寺桜餅が、関西の人々の間に定着したと考えられています。(※諸説あり)
小麦粉や餅粉を
使用してクレープ状にした
『長命寺風』
茂助だんごの桜餅(長命寺風)は、小麦に餅粉や米粉を加えた生地をクレープのように薄く焼き上げ、こし餡を包みました。
もっちりした薄い生地と甘さをおさえた上品な茂助特製のあんこが一体化し、滑らかな口当たりです。
もち米をひいた粉を
使用して作る
『道明寺』
もち米をつけおき、天日干しにしてから挽いた粉、道明寺粉を使用。
水を吸わせた道明寺粉を蒸し上げ、茂助特製のこし餡をくるみました。
茂助だんごの道明寺は粒が小さく、しっとりもちもちの食感が特徴です。
※茂助だんごでは、桜餅販売当初から両方の桜餅を取り扱っていたそうです。
桜餅用に作られた
オリジナルのあんこ
伊豆産のオオシマザクラの
葉を使用
元々桜の葉には香りがあまりなく、塩漬けにすることで香りが増します。
桜の葉は桜餅に香りをそえるだけではなく、葉で包むことによって乾燥防止の役割にも。
茂助で使用する塩漬けの桜の葉は、やわらかく毛が少ない伊豆産のオオシマザクラの葉を使用しています。
3規格の桜餅を販売します
お好みのセットを
おえらびください
『長命寺風桜餅』、『道明寺 桜餅』、『2種の桜餅』のセットを販売します。
長命寺風派、道明寺派でお選びいただくのはもちろん。
食べ比べやご夫婦でそれぞれ異なる郷里の味を愉しむには2種の桜餅セットがおススメです。