1年樹熟の柑橘
カラマンダリン

「柑橘の島」 愛媛県 中島

愛媛県中島は瀬戸内海にある松山港の沖合い約10kmに位置する、かつては柑橘の栽培で名を馳せた島です。
現在も減りはしたものの柑橘の栽培は盛んで、島をぐるっと一周すると至る所にみかんやいよかん、でこぼん(しらぬひ)などの樹があります。
豊洲市場では、中島のブランド「丸中(マルの中に「中」の字)」は、美味しいみかんを作る産地として有名でしたが、現在、農業協同組合の合併により丸中のブランドはなくなってしまいました。
作れない柑橘はない
たぐい稀な環境

中島ではどんな柑橘でも作る事ができると言われるほど、柑橘の栽培に適した土地です。
実際に温州みかん、はれひめ、紅まどんな、天草、はるみ、 ポンカン、しらぬひ、甘平、せとか、麗紅、はるか、タロッコ、 清見オレンジ、いよかん、甘夏、レモン、そして、「カラマンダリン」と多品種の柑橘を作っています。
外周約22㎞の小さな島に、柑橘の樹がギュッと詰まっていて、花の咲く春には島から柑橘の匂いがするそうです。
中島地域のカラマンダリン

瀬戸内海に浮かぶ6の島からなる中島地域。 温暖な気候は、様々な柑橘を作る上で最適な土地といえます。


カラマンダリンは、約1年近く樹上で熟成させてから収穫させます。
見た目は温州みかんに似ており、濃厚な果汁と酸味のバランスが素晴らしい柑橘です。
手で簡単に剥くことが出来るのも人気が高い理由の1つ。潮風と太陽により育まれた、特別な産地のカラマンダリンをお楽しみください。
濃厚な甘さ、
コクは柑橘の中でも
トップクラス

見た目は温州みかんによく似ていますが、果肉は濃いオレンジ色で口当たりも良く柔軟多汁、食味は濃厚な甘さと酸味のバランスが素晴らしい柑橘です。 外皮は手で簡単に剥けて、果肉を包む皮も薄くとても食べやすいです。
温州みかんとは異なる柑橘

日本を代表するミカン「温州みかん」と、濃厚な味が特長の柑橘「キングマンダリン」の掛けあわせから生まれた 『カラマンダリン』。中晩柑に属し、ミカンとは分類の異なる柑橘です。 一般的には種が多い品種なのですが、 瀬戸内海に浮かぶ小島「中島」のカラマンダリンは、種も少なく味も抜群です!
この産地のカラマンダリンは特別
❝3つのポイント!❞

1.種が少ない!
実際に沢山の箱から 何玉も切りました。 全く種の無い個体も多く、 食べやすさも抜群! (個体差がありますので、ご理解下さい)

2.内皮(じょうのう膜)が
薄い!
皮が口に残りません。この時期のみかんでこんなに薄皮の物はまずありません。 この皮が薄い。 みかん好きも納得させる自信があります。

3.適度な酸味と濃厚な甘さ!
柑橘は糖度だけではありません。 果汁や、酸味、食味の良さなど 様々な要素がありますが、 バランスが素晴らしいです。 これは、島独特の環境が影響します。
酸抜けと共に際立つ、
濃厚なコク

出荷は4月〜5月にかけて。 3月に産地を訪ねた際は、まだ木になっている状態でした。
木からもいで食べてみると、すっぱい! 酸味が異常に強いのですが、味もとっても濃いから驚いてしまいます。
酸味が強い=糖度も高くなる
不思議に思うかもしれませんが、酸は時間とともに抜けます。
すると、出荷時期の中島地域のカラマンダリンは、 甘さが際立つとても美味な柑橘に変わるのです!