皮際まで甘い
100年の歴史を誇る
鳥取のトップブランドスイカ
【GI産品】 大栄西瓜
中国地方で最高峰、標高1,729mの大山(だいせん)の山麓に位置する北栄町(旧大栄町)を主産地とし、明治40年に始まり約100年以上の歴史を誇る大栄西瓜。
火山灰土壌の有機物を多く含む黒ぼく土とミネラルを多く含んだ雪解け水、昼夜の寒暖差がある恵まれた環境下で栽培された大栄西瓜は、中心部と皮際の糖度差が少なく、厚い外皮が鮮度を保ち、シャリ感と甘さ、瑞々しい果汁をお楽しみいただける全国でもトップクラスのブランドスイカです。
大栄西瓜は関西圏への出荷、販売がメインなので、関東圏での知名度はまだまだ低いですが、熊本の鹿本や千葉の八街、長野の松本ハイランド、山形の尾花沢などと比較しても決して負けることのない品質の高さ。
秀〜無印まで等級に関わらず、糖度11度以上選果なので、十分な甘さを感じることが出来ます。
6月上旬から出荷が開始するので、熊本と千葉が出てきた後の梅雨時期に食べるスイカではこの大栄西瓜がイチオシです。
生産者の努力があって
守られる大栄ブランド
大栄西瓜は2019年に100年以上続く長い栽培の歴史とその品質の高さが評価され、伝統的な特産物を知的財産として守っていく「地理的表示(GI)保護制度」に認定されました。
このように、国からも評価される産地ブランドとして認められるまでになり得たのは、なんと言っても先祖代々、脈々と続く生産者の方々がスイカづくりに真摯に向き合い、丁寧にそして手間ひまをかけて栽培を行ってきたからこそ。
実際に産地を訪れた時に生産者の方々とお話しをする中でも、恵まれた栽培環境に+αの日々のひと手間、例えば、玉を大きくそして甘く仕上げるためのつる引きや、実をつけるための根気がいる交配作業、土壌環境をさらに良くするための土づくり等、を惜しまず取り組まれている方が多いのがとても印象的でした。
抜群のシャリ感と
瑞々しい甘さ
ハウス品、露地品ともに3月に定植、4月頃に受粉・交配し、約50日後に収穫し、5月下旬頃から県内と関西圏への出荷が開始し、関東圏には6月頃の出荷となります。
シーズンの出荷開始前に糖度や熟度を見て、その年の傾向と収穫タイミングの共通認識を摺合せる査定会というものが毎年行われます。
打音検査、果形のバランスの良さ、外側と内側の糖度検査などの査定項目があるのですが、毎年中心部と外側の糖度差は僅か1度程しかなく、今年は中心糖度の平均が12.4度と十分に甘いと感じるスイカに仕上がっていました。
6月から7月中旬ごろまで、約200軒の生産者の方々のスイカが選果場へ持ち運ばれ、最盛期には1日約3万玉以上のスイカが出荷されます。
打音や糖度等を人の目と手、そして機械でチェックを行い、大栄西瓜の品質をクリアしたものだけが全国へ出荷されます。
スイカには生産者名が印字されたシールが貼られ、作り手を見える化し、品質管理を行っているのもブランド力を高めるために行っている施策の1つ。
今年も出来の良い、シャリ感と皮際まで甘い瑞々しい果肉の大栄西瓜を是非お楽しみください。