茨城県笠間(友部)産
低温熟成 特大3〜4Lサイズ限定
ぽろたん
ニホングリの常識を覆す
渋皮がぽろっと剝ける栗
大粒で香りが良く、ホクホクした食感が魅力で食味の良いニホングリ(和栗)。
ただ、チュウゴクグリの代表格である天津甘栗などと比較すると、渋皮がしっかりと実についているため剥き辛く、調理や加工に手間がかかるのが難点でした。
この欠点を解決すべく、ニホングリとチュウゴクグリを掛け合わせる品種改良が大正時代ごろにはすでに始まっていたとされますが、大粒で渋皮が剥き易い品種はそう簡単には生まれませんでした。
そのような中、農研機構が60年の歳月をかけ、2006年についに大粒かつ簡単に剝くこと出来る品種『ぽろたん』が誕生しました。
長い年月を経て、二ホングリの唯一最大の欠点をようやく克服することができたのです。
湯煎やトースターなどでの加熱によって、鬼皮と渋皮が"ぽろ"っと剥ける。しかも、和栗の魅力である香りの良さやホクホクとした食感も併せ持つ、そんな理想の栗です。
皮が簡単に剥ける
そのヒミツはポリフェノール
皮の剥きやすさは実と渋皮の間にある「カスタヘジョン」というポリフェノールの含有量の違いだったのです。
ニホングリはカスタヘジョンが多く、実と渋皮の間にぎっしり詰まっていて渋皮がはがれ辛くなっている。一方のチュウゴクグリは、実と渋皮の間にカスタヘジョンがあまり蓄積していないため剝き易い、ということがわかりました。
また最近の研究によって、ニホングリには渋皮が剝きにくい「優性遺伝子」と、渋皮が剝き易い「劣性遺伝子」を併せ持つものが存在することが判明し、何度も何度も交配を繰り返し、ようやく【渋皮が剝き易い】遺伝子だけをもつ『ぽろたん』が生まれたのです。
低温貯蔵で糖度を高めた
茨城の名産地友部
特大3〜4Lサイズの『ぽろたん』に限定
今回お届けする『ぽろたん』は日本一の生産量を誇る茨城県の中でも名産地 友部(笠間)の特大3〜4Lサイズに限定。
そこから約1ヵ月ほど低温熟成させ糖度を高めたものをお届けいたします。
収穫したての栗の糖度はそこまで高いわけではなく、サツマイモやジャガイモのように低温貯蔵することで糖化されて甘さが増していきます。
友部(笠間)地区では栗の貯蔵文化が根付いており、培ってきたノウハウをもとに、0℃〜マイナス1.5℃の低温管理された貯蔵庫にて収穫後約1ヶ月ほど熟成させることで、栗に含まれるデンプンが糖に分解され、収穫時と比べて糖度はなんと倍近くにまで上がります。
選果にこだわっている友部だからこそ出来る高い品質の『ぽろたん』をお届けいたしますので、ホクホク甘い秋の味覚を存分にお楽しみください。
入荷から貯蔵までの流れ
必ずお読みください
「ぽろたん」の加熱を行う前に下の写真のように、果皮と果肉に傷を付ける必要があります。
キズを付けないと、うまく皮が剥けず爆発する恐れがあります。
切れ目の深さは、中の果肉が少し切れるぐらい(深さ3.5ミリ程度)が目安です。
長さは周りをぐるりと3/4周の傷を入れてください。
「ぽろたん」の加熱方法
オーブントースターで加熱する場合
予熱したオーブントースターに切り込みを入れたを5〜6個並べ、約15分程度(600Wの場合)加熱します。
オーブントースターの性能に合わせて加熱時間を調整して下さい。足りない場合には、再度1〜2分加熱して下さい。
電子レンジで加熱する場合
切り込みを入れた栗を皿に5〜6個並べ、そのまま電子レンジに入れて2分半(600Wの場合)加熱します。
果肉の半分程度まで火が通りますが、水分が蒸発し果肉が硬くなります。
加熱ムラによりうまく皮が剥けないものができる場合がございますので、1回に加熱する量は5〜6個程としてください。
※注意点※
お好みの調理方法で、冷めると渋皮はむきにくくなりますので、温かいうちに渋皮をむいてお召し上がり下さい。
加熱した「ぽろたん」は熱くなっております。手袋等をして、火傷しないよう、くれぐれもご注意下さい。