消えゆく巨大苺を救え!! 千葉県小見川産
『アイベリー』
その最大の魅力は「大きさ」
アイベリーの歴史は古く、1983年に生まれ30年近くも続く品種です。当時のキャッチコピーは、「フォークとナイフで食べる苺」。というのですからその衝撃は伺えます。
通常、1粒15gが平均の苺の中で、平均的なサイズで40g前後と通常の3倍近く。中には80gを超える粒もあり、それもさほど珍しくないと言うから凄いです。
甘いだけではない、
深みのある味。
そして、巨大でありながら糖度も高く、香りも豊かで、食べてみるとこれ以上の苺はないのでは?と思う程美味しいです。宮崎さんの畑を訪ねると『酸味を出すのが難しい』と、アイベリーの栽培の難しさを語ります。
甘さではなく酸味?と思ったのですが、アイベリーは甘さに奥行きがあります。果物はすべてそうなのですが、甘さの基準の他に酸味の基準があります。
一般には甘さだけが評価されがちですが、この酸味がないと「ボケた味(味が薄く感じる)」になってしまい美味しくありません。その表には出ない酸味が、アイベリーの美味しさを支えているのです。
これほどの苺が消えてしまうのは、
その栽培の難しさ
日本各地を回っている中、『これは素晴らしい』という品種が消えようとする事が多々あります。その理由のほとんどは、栽培の難しさです。
アイベリーは、苺の先端が緑色になる『先青』という状態になる事が多く、正規品になる割合が少なく、年々生産者減っています。
かつて、高級苺の代名詞的な苺で全国的に栽培されてましたが、
今ではこの『小見川イチゴ部会』でしか、ほぼ作られていません。
是非、食べて見て下さい
苺の価値としては、高い評価をいまだに得ています。是非、食べて見て下さい。『これほど美味しいとは!!』と感動して頂けるはずです。