北海道網走産
秋鮭いくら限定
前浜の熟成卵で作る
「いくら醤油漬け」
セリ後直ぐに車で5分の工場に搬入!その中にはまだ生きている鮭もいます。
鮮度抜群の卵で、その日のうちに職人がいくら醤油漬けに仕込みました。
いくらの作り手
北見食品
1935年創業以来いくら一筋で作り続けてきました。 自社の加工場の目の前には網走の海が広がります。 鮮度の良い鮭にこだわり、良い卵でないと作れない塩いくらから、いくら製品を数多く取り揃えています。
鮭が産卵に戻ってくる町 網走
熟成した卵は旨み濃厚
網走の海に繋がる常呂川を辿ると、鮭の資源保護を行う日吉ふ化場があります。 ここには、9月になると産卵を控えた鮭が次々と遡上してきます。産卵直前ということは、卵も熟成しています。 「網走で水揚げされた秋鮭を見ると分かるけど、魚が汚いの。 でもそれは、身体がボロボロになるまで懸命に泳いで産卵場所に辿り着いた証でもあるの。 人間で言うところの妊娠8ヶ月目くらいかな。だから、網走の鮭卵は熟して味が濃いんだよ。」と北見食品の社長 田中栄治さんは語ります。
鮮度が要!
港から車で5分の工場で
直ぐに加工
セリは7〜14時まで
いつでも水揚げしたての鮭が手に入る環境
網走は北海道でも2カ所でしか実施されていない「合同定置漁業」を採用しています。漁師たちが共同で12つの定置網を保有し、1日の間に何度もピストンで網を揚げ、港に鮭を運んでいます。これは、資源保護や漁業経営継続を図るためではありますが、いくらメーカーにもメリットがあります。 「必要な分だけ、いつでも鮮度の良い鮭が買えること」です。 他の浜だと、数トンを朝一気にセリ落とし、魚の腹から卵を取り出しますが、始めの卵と最後の卵を比べると、品質が全く違います。 その分、網走では、鮮度が均一な卵を加工できるのです。
卵は5段階にランク分け
職人が丁寧に品質管理
魚から取り出した卵は、ベルトコンベアで運ばれ、状態を確認しながら、下処理⇒ほぐす作業に移ります。 卵は、原卵の時と撹拌時に計5段階にランク分けされます。 飽和塩水に漬け、そこからだんだんと塩分濃度を下げていき、最後まで浮いて残ったもの(最高ランク)は、塩いくらに加工されます。 いくら醤油漬けは、この中でも上位3ランクまでの卵しか使いません。
北見食品の丁寧な
いくら醤油漬け作り
職人の手仕事で
雑味のない味わいに
卵の旨みが引き立つ優しい味付け
大抵は、機械で撹拌してほぐした後、そのまま漬け工程になりますが、北見食品では、
撹拌後、職人の手でもみほぐす工程を加えています。
このひと手間により、小さな筋や薄皮を取り除くことができ、口あたりが良く、雑味のない仕上がりになります。
熟成卵の旨みがしっかり感じられるように、醤油と鰹出汁の優しい味付けにしています。
今年は、過去最低の秋鮭の水揚げ量でした。それに伴いできあがりの製品数も少ないため、今年は醤油いくらのみのご案内です
来年以降、水揚げ量が回復する見込みは経っていませんが、
不漁の中でも、「美味しいいくらを食べて欲しい」と、職人と共にブランドを守り続ける、北見食品のいくらを是非、お召し上がりください。