生きたまま急速冷凍した高鮮度のイカを熟成
キムチの本場 韓国の職人が作る
イカキムチ
오징어 젓갈
全体の80%以上がイカ!鮮度のスルメイカとヤリイカを独自配合で思う存分使い、熟成させて作った、今までに無いイカキムチです。
甘辛さとイカのむちっとした食感が癖になります。
体の色が濃いのは鮮度の良い証拠
素早くかつ丁寧に下処理します
イカは釣りあげられると刻々と色が変化していきます。釣りあげ直後の透明から茶色くなり、段々と白くなります。写真の通り、原料に使うのは、色が濃く、刺身で食べるレベルの鮮度のものです。
解凍後は、劣化を防ぐために、素早く開き下処理を行って、熟成の工程に回します。
韓国で唯一!
イカの履歴追跡が可能
お客様に安心安全に召し上がってもらいたという強い意向から、国から適正漁獲証明書が発行される原料しか使っていません。
母が営む食堂で人気だった味を再現
職人キム・チュンクムさん
キム・チュンクムさんがこのキムチを作りたいと思ったきっかけはお母さんのへの想いです。キムさんのお母さんは、釜山で小さな食堂を営んでいました。そこで常連さんに愛されていたのがイカキムチでした。今は亡きお母さんの味を復活させるべくイカキムチ作りを行いました。
イカだけじゃない、材料全てにこだわっています。
韓国西海岸の海風と日差しを浴びた
ヨンガン産 天日干し唐辛子
ヨンガンは唐辛子の特産地。韓国の西海岸に位置します。海風と太陽の光のもと、自然の中で乾燥させた唐辛子です。
辛さを抑えるためにこのキムチには、皮唐辛子の果皮だけを使うため、手作業でワタと種を取り除いています。
ミネラル豊富で甘い
済州島産 干し大根・にんじん
大昔の火山活動で生まれた韓国最大「済州島」火山土壌は、ミネラルが豊富で、内地のより甘みの強い野菜が育ちます。水分も切れており、食感が良いのも特徴です。
韓国の最も良質な黄土で育てられる
務安産 玉ねぎ
韓国の玉ねぎは一般的に黄土で栽培されていますが、特に務安(ムアン)地域の黄土には鉄分、カリウム、ゲルマニウムが豊富に含まれおり、玉ねぎの名産地として知られています。
全国からここのセリを求めて訪れる名産地
青道市産 セリ
たんぱく質を多く含むイカと相性が良いセリ。中でも、季節になると多くの人がそのセリを食べに足を運ぶ青道(チョンド)産のものを採用しています。
イカキムチを仕込む
3度の熟成で生まれる食感と旨み
韓国ではイカキムチのことを
「
1回イカキムチを作るのに、およそ1週間の手間ひまがかかっています。その作り方をご紹介します。
1.イカの下処理。腹を開き、内臓・皮を取り、
丁寧に掃除を行います
2.低温で3日間寝かせ、塩抜き。余分な水分を落とし、
イカの旨みを引き出します。
3.様々な大きさのイカを使っているので、食感などの
バランスが均等になるように細切りします。
調味料と合わせて、ここで2回目の熟成です。
4.野菜も加えて、最後に2日寝かせたら完成です。
肴に白米のお供に!
辛さ控えめに作っています
お子様からお年寄りまで幅広い世代に美味しく召し上がってもらえるように、辛さは控えめに、甘辛味に作っています。
小皿に少し盛って、酒のおともに。せっかくなので現地に倣って、ソジュ(韓国焼酎)を用意するのはいかがでしょうか。もちろん、白米とも相性抜群です。
文:食文化 中村