茨城県北茨城市平潟町
有限会社 齋藤商店
あんこう鍋発祥の地!
北茨城の
老舗あんこう専門店が作る
『おひとり様用あんこう鍋』
北茨城平潟魚港を中心に水揚げされるあんこうを使用した、「おひとり様用あんこう鍋」です。 たっぷりのあんこうの中骨でとった出汁に、新鮮で脂がのったあん肝と味噌を秘伝の割合で溶かし込みました。 引き締まった身はもちろん、あんこうの内臓やひれや皮、味のしみた大根や、ネギとわかめも入っています。こだわりが詰まった本場の味を、火にかけるだけで気軽に楽しめます。
県内随一のあんこうの
水揚げ量を誇る 平潟魚港
茨城県の漁港の中で最も北に位置する平潟漁港は、福島県との県境に位置しています。常磐沖で獲れるあんこうは、産卵を終える7〜8月の禁漁期間をのぞいてほぼ1年中水揚げがあります。寒い時期にピークを迎え、浜にあんこうがずらりと並べられる風景はかつての冬の風物詩だったといいます。
常磐の冷たく餌となるプランクトンや魚が豊富な海で育ったあんこうは、身は柔らかくもありながら引き締まっていて、全国的に評価が高いです。あんこう漁は、中に入り込んだ魚を一網打尽にすくい上げる豪快な「底引き網漁」が主流です。水分量が85%以上のあんこうは品質劣化が速いため、港に戻ると時間を置かずにせりにかけられます。
北茨城平潟の地で創業85年
"齋藤商店"の三代目が
開発しました
あんこう鍋のルーツ「どぶ汁」がうまれた港町・平潟で1940年(昭和15年)に創業した"齋藤商店"。地元平潟港で水揚げされるあんこうや柳蛸を取り扱い、加工製造や販売を行っています。近年では冬のギフト商品として大手スーパーとの取り引きも行っている、三代目社長の齋藤朋弘さんです。「一年を通して全国へ北茨城のあんこうをお届けしたい。あんこう鍋をもっと気軽にご家庭の食卓へ…」との想いで、今回「おひとり様用あんこう鍋」を生み出しました。
加工場は目と鼻の先!
高鮮度を保ったまま処理して
急速冷凍
平潟漁港で水揚げされたあんこうを目利きして仕入れ。目と鼻の先にある自社の加工場に持ち帰り、新鮮なうちに手早く特有のぬめりを処理していきます。軽く茹で丁寧にあくを落としたあと急速冷凍をかけ、ぷりっとしたあんこう独特の食感と美味しさを閉じ込めます。
創業以来代々受け継がれる
こだわりのスープ
たっぷりのあんこうの中骨を、形がなくなるまでじっくり丁寧に煮込み昆布出汁を加えます。その出汁に香ばしく炒った新鮮なあん肝と味噌を、秘伝の割合で練り合わせたタレを溶かし込んで仕上げたスープは創業以来代々受け継がれるこだわりの味です。
皮も内臓も美味!
"齋藤商店"のあんこう鍋は、濃厚なあん肝を溶かし入れた自慢の出汁に、あんこうの7つ道具と呼ばれる中から肝と身はもちろん、その他に皮、水袋(胃袋)、ヒレ、のいずれかが入ります。それぞれの部位から独自に出るたっぷりの旨み成分が溶け出してクセになる味わいです。
鍋に入っている具材は、あんこうの他に、大根、ネギ、わかめの3種類です。今回の新商品開発にあたり、他の食材もいろいろ試してみましたが「齋藤商店の鍋はやっぱりこれだよね」と、昔から齋藤家のあんこう鍋に入れてきた具材に決めました。この3つの食材が入ることで、あんこう本来の旨みがよりいっそう引き立ちます。
火にかけるだけで
こだわりの詰まった
本場のあんこう鍋を!
あんこう鍋に馴染みのない方、お一人暮らしの方にも手軽に食べやすく仕上げました。寒い日や料理が億劫な日、急な来客時にも火にかけるだけで簡単にあんこう鍋が出来上がるため、様々な場面でお使いいただければと思います、と三代目の齋藤朋弘さん。
ぜひ、北茨城が誇る冬の味覚、あんこうを使用した本場の味をお気軽にご家庭でお楽しみください。 普段よりちょっと贅沢な味噌汁感覚でも!あん肝を溶かし込んだスープは、雑炊やうどん、お餅を入れてどうぞ最後までご堪能ください。
文:食文化 阿川友美