産地取材で発掘!
甘酸っぱい食べるレモン
静岡県西浦の
「レモネード」
店頭にはほとんど出回らない希少なレモン「レモネード」です。
一見とても酸っぱそうですが、レモンの爽やかな風味はそのままに、程よい酸味とミカンのような優しい甘さが加わった珍しい柑橘です。
みかん名産地で
発見した甘いレモン
レモネードの産地、静岡県西浦は、伊豆半島の西の付け根にある地域で、「寿太郎みかん」が有名なみかんの名産地です。
今から15年ほど前、みかんの産地取材で偶然訪れたレモン畑に「レモネード」を発見しました。畑の一部に見た目の異なるレモンの樹を見つけ、生産者に尋ねたところ甘いレモンだと言うのです。
しかし甘いレモン、と謳っても伝わりにくいうえに、キズがつきやすい性質もあり、一般流通には不向きの存在。「他の柑橘にはない美味しさをぜひ多くの方に知っていただき、どんどん広めたい」と望む農家さんから特別に譲ってもらい、2009年より販売が実現しました。
その当時、生産者も2〜3名で、道の駅でひっそりと売られている程度でしたが、市場に入荷が始まり、多くのファンがつき、今では、20名ほどに生産者は増えています。
レモネードは
皮をむいて果肉を楽しむ
レモネードはレモンとは違い、プチプチの果肉を食べる柑橘です。
種はありますが、内皮も気にならないほどに薄く、強烈な酸味もないので、外皮を剥いたらそのまま食べられます。
毎年3月から入荷が始まりゴールデンウィーク頃まで出荷します。
日に日に暖かくなる季節の変わり目に、たくさん食べたくなる味です。