青森県産 あおもり カシス | 通販 お取り寄せ
1965年、ドイツに研修で訪れた研究者が、カシスは栄養豊富で味も良く、青森の冷涼で寒暖差のある気候に適していると持ち込んだのが「あおもりカシス」の原点です。原種ならではのワイルドさが特徴です。
酸っぱいだけじゃない、あおもりカシスの魅力をご紹介します。
あおもりカシスの会が守る黒粒の宝
青森に持ち込まれた後、農協の婦人部(現:あおもりカシスの会)を中心に栽培が盛り上がり、青森市の支援のもと、栽培面積を拡げていきます。当時から「カシスは林檎やホタテに次ぐ青森の名産品になる」、「青森らしい宝の芽」と意気込み、普及に努めたものの、知名度が低く、地道な活動が続きました。
「あおもりカシス」は、農薬に極力頼らず栽培されており、手摘みで収穫します。完熟果実を一粒ずつ手摘みで収穫・選別するには、熟練した生産者でも、1キロ1時間もかかってしまうほど根気のいる作業です。そのため、収穫量を爆発的に増やすことはできません。青森県はカシス生産量日本一(2017年、国産のうち8割超)、そのなかでも厳格な基準をクリアしたカシスのみ”あおもりカシス”と
名乗れるのです。
「あおもりカシスマイスター」制度を導入するなど、地域の生産者育成にも力を注いできました。
2020年の"あおもりカシス"の栽培面積は、8.6haと、2000年の1.8haから大きく広がっています。
地理的表示保護制度(GI)に登録された特別栽培「あおもりカシス」の
ー 主たる基準 ー
・特に色づきの良い完熟果実を手摘みで収穫すること
・あおもりカシスの会の会員が栽培し、カシスの会が出荷時検品を行ったものであること
・農薬・化学肥料不使用など、一定の基準を定める青森県特別栽培農産物の認証を受けた生産者が
栽培していること
北ヨーロッパが原産のスーパーフルーツ!
カシスの原産地は北ヨーロッパ。 厳しい寒さにも負けない丈夫な樹木は、ストレスに強い果実を実らせます。
ストレスから身を守るためにポリフェノールの一種であるアントシアニンが生成されます。 「あおもりカシス」は、このアントシアニンを多く含んでおり、青森県が行った成分分析では、他の6品種 (ラジアント、ロモンド、サレック、シュワルゼ、ボスクープジャイアント、ウェリントン)と比較すると、 100gあたり80〜250mgも多く含まれることが分かっています。
その栄養価の高さからヨーロッパでは「ベリーの王様」と呼ばれ、シロップやジュース、リキュールなどで 親しまれる身近な健康果実です。
お菓子や料理のアクセントに、
使い勝手の良さも嬉しい魅力
外国産のカシスは品種改良が進み、酸味が抑えられているものが多いなか、「あおもりカシス」は品種改良 などの人の手は加えず、原種に近い味わいです。
爽やかな酸味としっかりした味が特徴で、ヨーグルトにトッピングしても、ドレッシング代わりにサラダに 添えても美味しく食べられます。カシスリキュールをソーダで割って果実を浮かべれば本格カシスソーダの完成です。
酸味が苦手な方は、砂糖を加えてジャムにして、鮮やかな色合いとともに楽しむのもお勧めです。
カシスソースにすれば、
青森食材と見事なマリアージュ
青森には雪国ならではの美味しい冬の幸も多く、これからの季節に楽しみたい食材ばかり。 ホタテや鮮魚にフレッシュのカシスソースをあわせても美味。
特に青森県が誇る鴨肉(フランス原産の鴨)は、甘い脂と噛むほどに肉と血の味が深まり、しっかりとした 歯ごたえも魅力です。その鴨肉に是非合わせて頂きたいのが、カシス果実から作ったカシスソース。 ほどよい酸味と自然な甘みが鴨肉の旨味を一段と引き上げます。 酸味や甘みを好みに応じて加減して作れるのは、カシス果実ならではの楽しみ方です。
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