糖度13度選別
本場長野県の
貯蔵 南水梨
- 等級 光秀

日持ち抜群、
糖度は梨の中でもトップクラス

梨の中でもトップクラスの糖度を誇る南水梨。幸水、豊水と同系統の赤梨に分類されます。
梨は11度程度あれば十分に甘く、糖度13度なら文句なしの高糖度の評価になります。
登場する時期が梨としては遅い9月下旬からの出荷で、樹上で生育される期間が長いため大玉傾向で果肉もしっかりした品種です。ただし硬いわけではなく、果汁も豊富で食味の点では文句のつけようがありません。
信州 伊那谷生まれ
本場の南水梨をお届けします

父になったのは「新水」、そして母になったのは「越後」という品種。
「南水」は、生まれ育った南信農業試験場の「南」と親の新水から「水」を取り、平成2年に命名・登録されました。
また、全国的に栽培されている幸水、豊水などと肩を並べ全国に羽ばたく品種となってほしいとの願いも込められています。
南水は元々、親である新水の収穫時期である8月下旬〜9月上旬くらいが収穫時期と考えられていました。色が赤みがかり、十分に生育しているように見えるからです。
その時期に収穫したものも十分に美味しいレベルだったのですが、親の新水や幸水と比較すると劣るという評価になっていました。
転機は試験場職員の一言
食味が“極上”の評価に

転機となったのは、当時の試験場の職員の提案で
「実が落ちるぎりぎりまで待ってみよう」と、試しに9月の下旬に収穫したものを評価したところ、糖度13度超えで食味が“極上”の評価になったことです。
その後は、生産者から特に品種登録をせかせる声が多く、県内の気候に適した品種かどうかなどの調査が行われ、長野県では初めて日本梨として品種登録がされました。
果実専門店などでも置かれるようになり、幸水〜豊水〜新高と続く、赤梨リレーの最終走者として、高級梨の立ち位置を不動のものとしています。
もし収穫時期を変更することが無く、そのままであったならば、南水梨が品種登録がされることもなく、試験品種の1つとして終わっていたでしょう。
そう考えると、業界内でも極めて評価が高い南水梨が、世の中に存在しない可能性もあったのです。
存在してよかった。本当にそう思えるほど美味しい梨ですので、沢山の方にお楽しみいただきたいです。