赤磐酒造『新酒を愉しむセット』(純米吟醸ふなくち1本720ml、酒米1kg、白うりの粕漬200g)※冷蔵
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昔ながらの手作りだからこそ
搾りたては一年に一回
酒造りはお米を洗い、水に漬け、蒸して麹をつくります。
水と酵母(酒母)、麹と蒸米をタンクに入れて混ぜて仕込みが完了。
20〜30日発酵が進むのを静かに待ってから、醪(もろみ)を搾ることを上槽といいます。
醪(もろみ)は発酵初期にデンプン糖化が進むため、泡に粘りがあり、後半はアルコール濃度が上がり、粘りを失い泡はすぐに消えます。醪(もろみ)表面に泡がなくなれば搾りの時期です。
杜氏はその様子を毎日チェックして、糖化・発酵・アルコールと炭酸ガスの生成などを視覚的に判断し、搾る時期を見極めます。
赤磐酒造はすべての工程を昔ながらの手作業で行っているため、上槽も手搾りです。だからこそ新酒をしぼる、この時期にしか『あらばしり』は造れません。
上槽の際に最初に出てきた酒のことを、強く荒々しい酒が出てくることから『あらばしり』。
搾った清酒が流れ出る部分を槽口(ふなくち)と呼ぶことから、『ふなくち』とも表現します。
濾過も火入れもされていない
生まれたてのお酒
濾過も火入れもされていない生まれたてのお酒です。
出来たての瑞々しいお酒は発酵し続けているため、微発泡。
搾りたては薄く白濁していて、香りも味わいも強く、お米の風味と甘さもしっかり感じられます。
開けた瞬間に広がる、フレッシュさとフルーティさは一番搾りでしか味わえません。
お好みでお選びください
甘口『ふなくち』と中辛『あらばしり』
■『ふなくち』
(※赤磐酒造では銘柄で使い分けるため、『ふなくち』と名付けています。)『ふり向けばゆり』のあらばしりです。
爽やかな甘口の純米吟醸。
山田錦(精米歩合55%)と香りのある日本醸造協会の酵母と広島酵母をミックスして使用。
フルーツを思わせる爽やかな香りとほのかな甘みが、ソフトで上品な味わいです。
■『あらばしり』
『凛と咲け花』のあらばしりです。
キレ味のある中辛純米吟醸。
五百万石(精米歩合55%)と華やかな香りで、酸は控えめな協会9号酵母を使用。
ある程度甘味を抑えているのでお米の旨みもしっかり感じられます。
よい酒を生みだす
良質な酒米『山田錦』
酒造好適米 岡山県産『山田錦』
昭和11年兵庫県立農事試験場で、酒造りのための酒米として誕生。
収穫量が少ないことから、価格も高く、大吟醸などの高価な酒に使用することが多い酒米です。
酒造りで大切な良質な麹作りに適し、外硬内軟にしやすいことから、
『山田錦』はすべての条件において優れた酒米です。
赤磐酒造の契約農家より仕入れた1等規格令和4年産『山田錦』を 食用に精米。つぶが大きく、程よいやわらかさともっちりした食感。
1kg(6〜7合)でお届けします。
うりを肴に新酒をたのしみ
酒米の塩結びで〆る
赤磐酒造の代表・生本さんより、地元岡山では定番の肴と紹介いただいた粕漬のうり。
日本酒を造る際に醪(もろみ)を圧搾した後に残る酒粕をたっぷり使用して漬けた、赤磐酒造特製『白うりの粕漬』です。
実際に食してみると、しっかりとしたお酒の風味とともに甘さが感じられ、漬かり具合もいい塩梅。
たしかに「日本酒がすすんでしまう!つまみだけではなく、白米にのせて食べたい!」と思いました。
そこで新酒と新米が同時に出そろう一年に一度のこの時期に、いっしょに味わっていただきたく、特別にお願いしました。
まずは今年のお酒をじっくり味わい、つぎにうりをつまみに。
最後に酒米でつくった塩結びで〆る。
ひとあじ違った新酒の愉しみ方をしてみてはいかがでしょうか。