瀬戸内の温暖な気候の岡山で生まれた
とことん手造りにこだわる酒蔵
赤磐酒造
瀬戸内の温暖な気候の岡山で生まれた
とことん手造りにこだわる酒蔵
赤磐酒造
瀬戸内の温暖な気候に恵まれ、酒米『雄町』の主産地に位置する、岡山県赤磐市。
岡山県は、全国の中でも一年間の日照時間が長く「晴れの国」として知られており、豊富な水量、穏やかな風などの気候風土から、栽培が難しい酒米の生産に適しており、古くから酒造りも盛んでした。
大正12年創業の『赤磐酒造』は伝統的に造られてきた吉備の旨酒の継承を目指す酒蔵です。
酒米に特産の雄町米、朝日米等の優良米を使用し、上品な香り、ふくよかでソフトな味わい、ほんのり甘口の酒を基本とし、日本酒本来のおいしさを楽しんで頂きたいとこだわりの手造り製法で酒造りを行っています。
〜日本酒の造り方〜
全ての工程を一つ一つ、『じっくり丁寧』に『手作業』で行う。
『赤磐酒造』のこだわる、
手造りの3ポイント
『外硬内軟』を目指して、手作業でゆっくり蒸米を冷やします
通常は、放冷機と言う機械で短時間で蒸米を冷却しますが、『赤磐酒造』の酒造りは和釜甑で蒸した米をスノコの上に約10kgずつ蒸米を広げて、時々蒸米を混ぜながら、ゆっくりと空気にさらして冷やします。
400kgの蒸米を冷やすにはスノコを40枚広げるスペースが必要となる為、冷やす時間は1時間を超えることも。
蒸米は外硬内軟が良いとされますが、蒸米を空気にさらしながらゆっくり冷やすことでより確実な硬さの調節が可能となります。
最高級の酒造りで行われる『箱麴法』を、全商品で採用
機械ではなく、最も手造りの良さが得られ、品質が安定している箱麹法を採用。
麹造りは蒸米が柔らかすぎても、硬すぎてもいいお酒は出来ません。
美味しいお酒を造るためには、いくつかの酵素をバランスよく麹が造る必要があります。
箱麹法は米の給水具合、蒸し米の温度、植え付ける麹の量など麹造りの全ての工程において、作業毎にこまめに様子をみながら調節することができ、目標とする麹の品質に導くことができます。
経験と勘を必要とし、手間がかかるため、ほとんどの酒造メーカーは最高級のお酒を造る時のみ手造り法を採用していますが、『赤磐酒造』はすべての酒においてこの方法で造っています。
自然の力で絞り、米の味を感じる自然な味わいに仕上げる
従来はヤブタと言う圧搾機でモロミを搾りますが、モロミを約10Lずつ布の袋に入れ積み重ねてしぼります。
この為、モロミがプラスチック板やゴム等に触れる事なくしぼることが出来るので異臭が付く可能性はほとんどありません。
従って炭素沪過する必要がなく、米の味を感じる自然な味わいを楽しめます。
又、モロミを袋でしぼるため、しぼったお酒はうっすらとにごっており、ごく微量の酵母をコントロールする事で更なる酒質の向上が見込めます。
生本社長の手造りの想い。
〜岡山らしいお酒を目指して〜
手造りの酒造りには色々な可能性が見えており、何よりも酒を造っていると言う実感があります。
そのプロセスが見え、酒造りが楽しいと言うのが、手造りの長所といえます。
手造りで出来たお酒こそがお酒本来の味わいです。
お米本来の味わい、麹本来の味わい、酵母本来の味わい、その素顔の味わいが楽しめます。
酒造りは毎年が1年生です。理想の酒に近付けるよう一生懸命頑張りたいと思いますので、よろしくお願い致します。
代表 生本滋春