常識を覆す高糖度な青梨
その名は
『
秋麗
』
青梨らしい食感であり肉質は緻密
それでいて、赤梨にも匹敵する高糖度!
親は「幸水」と「築水」の掛け合わせで、分類的には青梨にあたる『秋麗』。
梨は糖度11度でも甘いとされていますが、秋麗はさらに甘く秀品等級は 糖度12度で選果しています。
白く透明感のある果肉からは、心地よい食感とともに 強烈に甘い果汁が口の中へ溢れ出します!
この出会いは我々に衝撃を与えました。
こんなすごい梨が、いったいどんな所で作られているのか…
お客様にも知って頂きたくて、産地を取材させて貰いました。
訪れたのは、熊本県八代郡氷川町。 周囲を山々に囲まれた盆地で、寒暖の差が激しい果物栽培に適した土地です。 土壌は山砂系で水はけが良く、過剰な水分を持たないので、果実は甘さが凝縮され美味しく育ちます。
梨の園地を訪ねると、『秋麗』は、まだ殆ど栽培されておらず、幸水や豊水にまぎれてほんの僅かに育てられているだけでした。畑をみても希少だと言う事が良く解ります。
『見た目が悪いけど、とてつもなく美味しい。
このギャップが最大の魅力です。』
この梨の魅力を古田さんはそのように語ります。国の研究所で生まれた秋麗。品種が誕生した当時に全国に配布されました。
しかし、見た目の様子からほとんどの県が栽培を行わなかったとのこと。
サビが現れたものほど、食味がよくなるという特性が災いしたのです。
そもそもの栽培においても、花が多く咲くことから実を多くつけるのですが、相応に摘果も大変になるという難点が発覚。作り手の手間と時間を多く必要とする梨だったのです。
見た目は武骨、栽培も難しい梨。 だけど、食べて見るとビックリするほど美味しく、そのギャップには本当に驚かされます。
秋麗梨はまだまだ産地が限られており、生産量も流通量も限られています。旬はお盆明けから8月末頃の2〜3週間ほど。
食べ逃しの無いようにご注意ください!