高級料亭からも支持の高い「生シラウオ」
福島が誇る、浪江ブランド
『海のプラチナ』
2021年にやっと再開された
『海のプラチナ』
浪江のシラウオ
浪江町請戸漁港を代表する稀少な高級魚「シラウオ」。
シラスに比べて大きく食べ応えがあり「小魚界の女王」とも称されます。中でも、請戸のシラウオは、他の多くのシラウオと異なり、海で水揚げされたもので、上品な旨味とほのかな苦みがあり、美食家が絶賛する逸品として知られています。
この度、その請⼾のシラウオを、数々の東北の⾷のブランディングを⼿掛けてきた⼀般社団法⼈東の⾷の会と、株式会社⾷⽂化がプロデュースし、「海のプラチナ」という新たなブランディングの下、贈答⽤にも適した⾼級感のある新パッケージにて、販売が開始されました。
料亭や旅館などで食される
高級魚「シラウオ」
生でも火を通しても美味
浪江のシラウオは体長10cm位あり、よく似た食べ方をされるシラスなどと比べるととても食べ応えがあります。
生で食べるとプツプツと歯切れのよい食感が心地よく、身に旨みが凝縮されています。
料亭や旅館では、寿司やてんぷらなどで食されることが多い高級食材です。
東日本大震災を乗り越え、
事業再建
浪江町唯一の水産会社
柴栄水産
福島県の浜通り地方の中央部、双葉郡浪江町に位置する請戸漁港。
柴栄水産は、浪江町請戸の地で明治30年(1897年)創業。
漁港で水揚げされた活魚と、干シラスなどの加工品を主とした水産業を営み、『浪江ブランド』として、古くから築地魚河岸でも高い評価を得ていましたが、2011年の東日本大震災により壊滅的な被害を受け、営業停止を余儀なくされました。
一時は別の土地で再開を考えましたが、浪江町請戸で再建という強い思いから、9年間という長い歳月を要し、2020年4月の競りの開始とともに事業が再開されました。
水揚げから加工まで1時間以内
鮮度をキープしたまま、
全国へお届け
柴栄水産の『シラウオ』は早朝5〜6時に漁が始まり11時頃に水揚げされると、港から車で1分程の工場で-30℃で真空・急速冷凍されます。
シラウオの名前の由来は、水揚げから時間が経つほどに透明から白へと色が変わり、市場では透明なものがなかったからと言われています。今回は水揚げしてすぐに冷凍された「透明なシラウオ」を全国にお届けします。
まずはすりおろした生姜を
そえて、生で
かき揚げやパスタなどでも
お楽しみください
地元独自の食べ方は生のシラウオとたっぷりの葱、すりおろした生姜をご飯の上にのせて、醤油をかける『生シラウオ丼』です。
シラウオは水揚げ直後から色が変わり鮮度が落ちてしまうことから、地元以外では生食が困難でした。水揚げしてすぐに急速冷凍し、鮮度を保ったからこそ、現地でしか食べられない『生シラウオ丼』を召し上がってもらえることが可能になりました。
シラウオは火をいれると食感が異なります。
生食ではぷりぷりとした弾ける食感ですが、かき揚げやパスタなどにすると甘味が増し、ふっくらとした食感に変わります。
旬の野菜と一緒にかき揚げにすれば、香ばしい香りが食欲をそそり、ビールのお供にぴったり。
オリーブオイルとガーリック、唐辛子と一緒に炒め、パスタと絡めて仕上げにレモンを搾れば絶品シラウオパスタの出来上がりです。
そのまますぐに食べられる
シラウオの『一夜干し』も
ございます
シラウオを茹でて、水分を飛ばした『一夜干し』です。
茹で上げることで、特有の苦みが消え、乾燥により旨みが凝縮。
解凍してすぐに食べられるので大変便利です。
シラスより魚体が大きいので食べ応えがあり、天ぷらや卵とじ、炊き込みご飯などにしても楽しめます。