静岡県 寿太郎みかん
山田寿太郎さんが栽培中の青島温州の一部に枝の節間が短く葉色の濃い変異枝(枝変わり)を発見したところから歴史が始まります。
年明けのみかんは大玉のものが主流ですが、寿太郎みかんは小玉で甘さも感じられ食味が良い。
また、貯蔵性に優れているので3月に入っても楽しむことができます。
これらの事から市場関係者から高く評価されています。
「西浦みかん」の産地は伊豆半島の西北部に位置し、
正面には駿河湾、その奥には富士山を望む素晴らしい環境にあります。
地形は急斜面地のため段々畑が多く、 太陽の恵みを逃さず、水はけも抜群! 海風から届くミネラルも合わさって、 素晴らしく味わい深いみかんが育ちます。
糖度が上がると同時に、酸度も上昇 するのですが、産地では専用の蔵で 酸を抜いてから出荷を行います。
寿太郎みかんは12月に収穫を行い、「せいろ」と呼ばれる棚に保管して1〜2ヶ月熟成します。
※毎年の気候により、熟成期間は多少前後します。
この工程により酸味が抜けて味が濃くまろやかに!貯蔵というとそのまま保存するだけと思われがちですが、様々な作業を行っています。
その一つが「 貯蔵予措(よそ) 」。
果皮の水分を風にあててほどよく飛ばし、貯蔵に耐えられる状態をつくります。
これは、水分が多すぎると傷んでしまうため。その他、気温によって外気を取り入れたり、蔵の中の場所でも湿度や温度が異なるので細かな調整など、経験に基づいた繊細な管理が行われています。