樹上で完熟を目指す!
“旨み”を徹底追求!
岸田果樹園の柑橘
(はるみ、しらぬひ、春峰、なつみ)
当店のお客様は“岸田さんのみかん”を良くご存じの方も多いと思います。
どんな評判なのか気になる方は、レビューを参考にしてください。
“美味しい”を求めるお客様なら、自信をもってオススメしたい方が
岸田和章さんという生産者です。
岸田和章さんです。
「糖度が高いだけではない、旨みの豊かな柑橘をつくりたい」。
岸田和章さんは、昭和42年3月7日生まれ。
東京農大の出身で、その実習先の熊本の柑橘農家さんでその面白さに惹かれ、卒業以来30年余、美味しい柑橘づくりを追求してきました。
樹上の熟成期間が長い。美味しさを追求します
はるみ、しらぬひ等、1〜3月に市場に流通する柑橘の多くは、12月中に収穫を終えるのが普通です。その後、低温の貯蔵庫でじっくり酸を抜いてから流通が始まります。
本当は出荷直前まで樹上で置いたほうが味が乗りますが、一年で最も寒い1月下旬〜2月中旬は柑橘が全滅の恐れがあるため、その前に収穫するのです。
しかしながら、岸田さんは全く収穫しない。
「私、過去に霜でやられて半分位ダメにしたことがあるんです。」という岸田さん。
2022年のしらぬひの収穫は、まさかの2月中旬以降でした。
そして迎える2023年、ロシアでマイナス50度を記録した大寒波が、1/25に日本列島にもやってきました。
この時期、農作物の収穫を全国各地、急いで行っていました。
心配になったので1/22に岸田さんに電話をしたら「私も戦々恐々で、ちょうど急いで収穫してるんです。」とのこと。良かった・・・
岸田さんの柑橘は“旨み”が違います。
「完熟させる」これが岸田さんの柑橘の美味しさの大きなポイントです。ただし、簡単ではないです。寒波や霜で全滅の恐れがある以外にも、落果や鳥の害もあって収穫量が減ります。そんなリスクをおかして、自分の収入が激減する恐れがあるのに、自らすすんで行う生産者はほとんどいません。
しかも木の負担が大きく、翌年に実をつけなくなる可能性もあります。
ですから美味しくなることがわかっていても、一般の農家さんにはある程度で収穫をするのです。
ところが岸田さんは、翌年も美味しい実を成らせる“剪定”の高度な技術をお持ちだから、可能な限り樹上に長く置くのです。
以前、岸田さんが「私、みかんの出荷が始まったら自分のみかんは一切食べません。」といっていました。その理由が、100点じゃないと許せなくて98点とかだとノイローゼになりそうだとのことでした。
「割り切って食べない事にしているんです。その代わり、私は外見で美味しさを判断する能力が磨かれて、かなり自信があります。」
こういった言葉1つ1つがプロフェッショナルで、どれほど追求して柑橘づくりをしているかが分かります。ストイックなのです。
剪定の技が美味しくもします。
岸田さんは、「旨みの豊かな柑橘栽培は、剪定による木づくりが大切」と、語ります。
「剪定は、毎年果実を成らせるようにすることと、キメの細かい果皮の柑橘をつくるためにする仕事です。
木を太らせないようにして、短い芽を出すように枝などを切っていきます。
芽が短いと、果実の成る枝が細くなり、果皮のキメが細かい柑橘が成ります。
キメの細かい果皮の柑橘は美味しくなりやすいのです」。
アミノ酸と酵母菌を与えます。
「旨みを増すために、木にアミノ酸だけでなく酵母菌も与えています」と、岸田さんは語ります。
「アミノ酸は、魚粉を主に、おから、黒糖などを混ぜて完熟させたものです。
水に溶かして葉っぱと土に散布します。
酵母菌は、砂糖を酵母で発酵させたもので、これも葉っぱと土に散布します。
酵母は、チーズやお酒づくりなどと同様に、旨みをもたらすのです。」
岸田さんの柑橘の出荷時期は、以下になります。
お見逃し無いようにお願いします。
〇はるみ 3月上旬〜
〇しらぬひ 3月下旬〜
〇春峰 3月下旬〜
〇なつみ 5月上旬〜