職人の技と素材
伝統の製法で味を貫く
大正三年創業
横浜いしばしの
手づくり練りもの
大正三年(1914年)から100年余の歴史を持つ老舗練りもの屋「横浜いしばし」。石橋蒲鉾店として創業したそのころから変わらない場所で、変わらない手づくりの製法を守り続けています。
いしばしの手仕事を知る
「ちぎり揚げ」のご紹介
いしばしではほとんどの商品を職人が一つひとつ形成します。そのこだわりは「ちぎり揚げ」からも一目瞭然です。手間も時間もかかりますが、その理由があります。
理由1:程よい力で形成することで生まれる食感を大事にしたい
機械だと型にから出し入れする際に、すり身が押されて固くなります。例えるならば、手で握るおにぎりと、工場で作られたおにぎり。
どちらにもいい面がありますが、いしばしは、前者のような食感にこだわり続けます。
理由2:機械では通らない大きな具材を使うことで、素材の持ち味を活かす
現にいしばしの練りものは、具材が主役です。 “すり身に具材が練りこまれている”というより、 “具材にすり身がまとわり付いている”という表現の方がしっくりときます。
一押しは「さしみはんぺん」です。
職人が昔ながらの製法で1枚ずつ手取りする「さしみはんぺん」は、宮城県気仙沼から仕入れる“生の”サメを丁寧に下処理するところから始まります。
年中楽しい、いしばしの練りもの
練りもの屋でありながら、横浜中央卸売市場において仲卸業を営んでいます。季節の変化や旬の味を肌で感じる市場人ならではの特別な提案が楽しく魅力的です。
春には炒って香りを出した桜海老、鮮やかな春キャベツ、夏には黒胡椒を効かせたやげん軟骨に、容赦なく辛い青唐辛子など、白天の身に季節の食材を合わせて作るちぎり揚げが登場します。冬はおでん、夏は冷やし汁など、多彩な季節限定商品をお楽しみください。
いしばしの冬の定番
「煮込みおでん」
大正三年創業 横浜いしばしの冬の定番「煮込みおでん」を、2袋セットでお届けいたします。
具には、いわし団子、すじボール、えび団子×2、ごぼう巻、大根、こんにゃく、卵、昆布×2の計8種10品が入ります。お召し上がりの際は鍋に開封し、温めるだけです。
出汁は日本橋の老舗乾物屋さんに特注し、いしばしの具材に合うように仕立てられています。出汁を活用して、おでんの後は丼ものやうどん、蕎麦にするのもお勧めです。
贈り物にもお勧めです
魚をふんだんに使用した練りものはタンパク質が豊富。おでんを筆頭に様々な料理にアレンジも効き、具材の組み合わせ次第で不足しがちな栄養素を補えます。 素材にこだわるいしばしの練りものは、ご自宅用は勿論のこと、贈り物にもお勧めです。
文:㈱食文化 田賀ひろか