寛永七年創業の千葉醤油と
天然の利尻昆布で漬け込んだ
千葉県銚子・
ヤマヘイフーズの
醤油干し
全国屈指の水揚げ量を誇る銚子漁港がある水産の町・千葉県銚子市。ヤマヘイフーズはこの地で50年以上の歴史ある干物に特化した水産会社です。
寛永7年創業のちば醤油の特級こいくち醤油と、利尻昆布の出汁を合わせた出汁醤油に漬け込んだ新開発の「醤油干し」。醤油と昆布のうまみに魚のうまみが加わった干物です。
干し作業に
こだわりがあります
原材料は海外から幅広く仕入れを行っています。同じ原料でも漁獲日や船などにより魚の状態は異なるので、1つ1つサンプルを取り寄せ納得のいく鮮度・脂・身質のものだけを使用します。
干物は干し具合が肝心です。ヤマヘイフーズではこの作業を社長自ら行います。
1つ1つの原料の状態とその日の天候・湿度、さらには干す場所によっても干し具合は異なるので、熟練の技が必要です。
凍結方法でも品質は変わります。お客様にできたての干物そのままの状態でお届けできるよう、干物加工には、あまり使われていないトンネルフリーザー凍結(急速凍結)機を使用しています。凍結するまでの時間が断然短いので、魚の繊維の破損が少なく仕上がります。
老舗・ちば醤油の
特級こいくち醤油と
利尻昆布の出汁を合わせた
出汁醤油
漬け込みは、最初に赤穂の塩を使った塩水に漬け、魚のアクを取り除くのと同時に下味をつけます。次に、千葉県が誇る老舗の醤油蔵ちば醤油の特級こいくち醤油と、工場内で利尻昆布で取った昆布だしを合わせた出汁醤油に漬け込みます。
醤油はさまざまなものを試して、干物に最適なものを選びました。利尻昆布は雑味を除くために1年間寝かした後に使用します。
醤油メーカーで作られた業務用の出汁醤油ではなく、自社で製造することで、醤油・昆布だしそれぞれの味わいと香りが立っています。原材料は「魚・塩・醤油・昆布」だけ。素材の味が生きてます。
コクがありクセになる
新しい干物を開発しました
魚のうまみに、醤油と昆布のうまみが加わると相乗効果で味わいがぐっと深くなります。醤油の味を生かすために、甘みを抑えた関東らしい味わいになっています。
「ご飯との相性が一番です」と、ヤマヘイフーズの青砥武士部長。お茶漬けやお弁当のおかずにも良いですし、辛めの日本酒や焼酎ともピッタリです。