サシの入ったニタリ鯨(赤肉特級)を使って、
肉料理に挑戦!
“霜降り赤肉”とも呼ばれる部位「赤肉特級」
「赤肉特級」は、ニタリ鯨の背肉からとれる赤肉から厳選した、脂乗りが良く、うっすらとサシが入る上質な部位です。鯨全体の約0.4%ほどしかとれないため希少価値が高く、専門店でしか食べることができないません。通常の赤肉よりも脂の旨みも強く、それでいて、尾の身よりはさっぱりといただけます。
世界で唯一の母船式捕鯨を行う「共同船舶」と、豊洲市場の水産仲卸の「東京海洋資源研究所」の協力のもと、ニタリ鯨の赤肉特級をブロックでチルド発送(冷蔵便)にてお届けいたします。
生(刺身)でもおいしく召し上がれる鮮度のニタリ鯨を、塊肉のままステーキ肉を焼くように、薄くスライスして焼き肉でも。程よく脂の乗った牛肉のような味わいを体験してください。
鯨肉にのみ含まれる栄養素「バレニン」や、EPA,DHAなどのn-3系多価不飽和脂肪酸を多く含みます。肉々しくもありつつ、オメガ3の脂はくどく無く、口内でさらりと溶けていきます。高たんぱく、低脂肪、鉄分豊富とあって、健康面においても魅力的な食材です。
― 鯨肉の食べ方 ―
【赤肉特級(赤身)】
刺身だけでなく、レアステーキにも最適!
大きいもので体長15m、
体重20t以上にもなるニタリ鯨
ニタリ鯨はミンク鯨、イワシ鯨と並び近海で獲れる鯨です。主に熱帯域から温帯域にかけ生息していますが、夏が近づくと、餌を求めて日本の海に回遊してくると見られています。光が届く水深200mまでの海を泳ぎ、イワシやオキアミを食べ、寿命約60年を生きます。
海から食卓に届くまで
共同船舶が行う捕鯨方法は、捕獲するキャッチャーボート(捕鯨船)と鯨を解体・加工する母船(日新丸)が船団を組む「母船式捕鯨」です。 通常は母船で解体し冷凍処理されるため、今回のように無凍結で流通することは滅多にありません。ここではニタリ鯨の探鯨から冷凍までの一連の流れを紹介します。
力強く肉々しい
ニタリ鯨
ニタリ鯨は他の鯨種と比べて、もっちりとした食感で濃い旨みがあり肉々しさがあります。
鯨自体は昭和60年生まれよりも前の世代にとって、懐かしの味わいといっても過言ではありません。ニッチながら根強いファンがいます。
「バレニン」を筆頭に豊富な栄養素で昔からスーパーフードとして親しまれてきた鯨を食べて、英気を養ってみてはいかがでしょうか?
食文化 田賀