南国のフルーツ「パイナップル」 ごつごつした見た目、甘酸っぱくジューシーな果実。このページでは五感で楽しめる魅力あふれるパイナップルについてまとめました。
パイナップルと言っても、様々な種類が存在します。品種によって、どのように味が違うのか、産地や旬について詳しく紹介します。是非、お好みのパイナップルを購入する際の参考にしてください。
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台湾やフィリピン、国内であれば沖縄を筆頭に鹿児島を中心に入手困難な新品種や珍しいパイナップル、農園の選果で最も厳しい基準をクリアした最高等級の限定品、ギフト需要の低下、収穫のピークで大量入荷などで相場下落した際の特別企画、皮にスレ・キズがある安い訳あり品、産地箱規格 など市場ならではの規格も案内しています。
パイナップルの特徴と歴史
パイナップルという名前の由来は「松ぼっくりに似たリンゴ」。パイナップルは英語で「Pineapple」と書きますが、「松」を意味する「pine(パイン)」と、「りんご」を意味する「apple」が合わさって 「Pineapple」と呼ばれるようになりました。
パイナップルは下記のような特徴があります。
・パイナップルはぽってりとしている実の下の方(おしり)が甘い
・パイナップルは品種によって色が違う
・完熟しても外側の色が緑色のままの場合が多い
・丸みを帯びていて、ツヤがあり、緑の葉の部分が濃い色をしている実が美味しい
パイナップルの歴史は1000年以上も前に遡ります。主な栽培地域はブラジル、パラグアイ、アルゼンチンといったラテンの国です。
1493年頃には西インド諸島でパイナップルが発見され、16世紀頃になるとヨーロッパやアフリカ、アジア地域でも発見されるようになりました。
日本にパイナップルが伝わったのは江戸時代末期。日本でパイナップル栽培が始まった時期は1930年頃と言われています。
パイナップルに含まれる栄養素
甘くてジューシーで、食べ応えのあるパイナップルには、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンC、カリウム、またブロメラインといった酵素や、不溶性食物繊維がりんごの約1.5倍も含まれています。
※日本食品標準成分表2020年版(八訂)参照
パイナップルの品種・ブランド
ボゴール
- スナックパイン -
台湾原産の品種で、別名「スナックパイン」という名前で呼ばれています。その名の通り、パイナップルの果肉を手でちぎってそのまま、芯まで食べられます。 果実の大きさは1玉700g〜1kgほどで、沖縄県産は4月〜8月が旬です。かなり甘みが強く、酸味が少ない味わいが魅力です。葉の部分にトゲがあるので、手で持つ際はケガをしないよう十分に気を付けください。
ピーチパイン
- ソフトタッチ -
沖縄県で栽培されている品種です。果肉の部分が白っぽい色味で、果肉から甘い香りがすることから「ピーチパイン」または「ミルクパイン」と呼ばれています。 とても小ぶりで、1玉600g〜800g程度。旬は5月から7月頃で、熟すと全体的に赤みがかってきます。
ゴールドバレル
生産量日本一を誇る沖縄本島北部、東村(ひがしそん)のブランドパイナップルです。大きさは約1400gと大玉で、収穫時期は6月下旬〜7月上旬のわずか3週間。濃厚で糖度も高く、国産パイナップルの中ではトップクラスの美味しさです。
金鑚パイン
樹上で完熟させることで糖度を高め、最高の状態で収穫されるブランドパイナップルです。主な品種は「台農17号」で、酸味が少ないので、甘さがより強く感じられます。台湾産は5月〜6月が入荷のピークで、中でも6月が台湾産完熟パインを入手しやすい時期です。
カットしたハニーグロー
こちらもデルモンテ社の独自ブランドのパイナップルです。熟練スタッフによる徹底管理下で栽培され、甘さと香りを極限まで引き出しています。
サマーゴールド
「クリームパイン」と「McGregorST-1」という品種の掛け合わせから誕生した、円筒形のパイナップルです。1玉1000gほどで豊富な果汁が魅力。果肉は柔らかく、甘みが強く、酸味が少ない美味しい新種です。主な栽培地は沖縄本島と石垣島で、7月頃〜8月頃に旬を迎えます。
芳香パイン
その名の通り香りが豊かで「香水パイン」と呼ばれます。ボゴールパインのように手でちぎって食べることができる、台湾原産のパイナップルです。
見た目の特徴も、芯まで食べられる点もボゴールと似ていますが、葉にトゲはありません。 大きさは700g〜1.3㎏ほど。6月〜7月に市場に出回る品種ですが、数は少なく希少なパイナップルと言えます。
スウィーティオパイナップル
ドール社のオリジナルブランドです。日本人好みの味に開発された新しいパイナップルで、芳醇な香りと甘さが特徴です。
スウィーティオパイナップルより長く熟成させて、果皮の色がより黄色く色付いたパイナップルは「スウィーティオパイナップルゴールド」と名付けられて流通します。どちらもドール社の徹底的な管理下で栽培されています。
デルモンテゴールド
デルモンテ社独自の長い開発を経て誕生した高級ブランドです。高糖度で濃厚な味わい、芳醇な香りをあわせもつ新しいパイナップルです。
スムースカイエン
日本で出回っている多くのパイナップルがこの品種です。主に沖縄本島や石垣島で栽培されていて大きさは1〜1.5kgほど。甘さと酸味の絶妙なバランスが良い品種で、食べ慣れた味と言えるでしょう。パイナップルの缶詰やジュースにも使用されています。
パイナップルの美味しい食べ方と保存方法
まずはカットして、そのまま生で食べるのがおすすめです。食べきれない分はミキサーで細かくしてピューレ状に。冷凍庫で冷やしてシャーベットにしたり、スムージーやジュースなどにして楽しむのもおすすめです。
パイナップルは、ドリンクやスイーツだけでなく、料理にもよく使われている果物です。 例えば中華料理の酢豚に入っていたり、鶏肉や豚肉などのお肉を柔らかくする働きもあるので、漬け込むソースに使われたり、果肉をそのままお肉に乗せて焼いたりと、様々な食べ方・使い方ができます。
保存方法は、パイナップルをカットする前であれば、丸ごと野菜室へ入れておくことをおすすめします。葉を下にして入れておくことで、パイナップルの甘みが果肉全体に広がります。
カットした後は冷凍保存してください。ドライフルーツするのもおすすめの保存方法の一つです。