浅草ほおずき市・入谷朝顔まつり【応援販売】
下町を彩ってきた夏の植物を、ぜひ自宅で鑑賞してください
2020年夏、コロナ禍の中イベントの中止が相次ぎました。
その中には浅草ほおずき市や入谷朝顔まつりもあり当店・グループ店舗を通じて、残されたほおずき・朝顔の販売を行いました。
皆様の温かいご支援の結果
ほおずき 7915鉢
朝顔 2678鉢
に行き先を作ることができました。
2021年もイベントの開催中止の決定を受けて、夏を彩る植物を販売いたします。
大切に育ててきた生産者さんとともに
伝統の技術・日本の風情をオンラインで伝える
ほおずき・朝顔市です。
古来には薬草としても珍重されてきた「ほおずき」「朝顔」夏の風物詩として、市や祭りが開催されるほど、人々の生活に身近な植物でした。色鮮やかな花や実は日本の原風景といっても過言ではありません。しかし、そんな原風景を支える生産者は減少の一途をたどっています。都内で開かれる大きな祭り向けに納品する生産者も例外ではありません。そんな状況に追い打ちをかけるコロナによる影響。なんとかこの危機を乗り越え、技術や文化を伝えられるように当店もお手伝いをしたいと考えています。
ほおずき
生産者紹介
浅草のほおずき市を支える、ほおずき農園 三和園芸は茨城県古河市にあります。
不安を持ちながらも、開催されたときのことを考えて大切に育ててきました。ほおずきの栽培は苗づくりに2年、開花させるのに1年かかります。種からではなく根で増やす。園内にはほおずきの根専用の園地があり、江戸から続く伝統的な技術で強い根を作ります。それを1月に鉢に植え半年。水が大好きな植物なのでたっぷりと水を与えます。雨が降ればベストですが、お天気が続くと細やかに水やりを進めていきます。
大変手間暇のかかるほおずき栽培。かつては60軒以上の生産者がいたとい言いますが、今では5〜6軒しか残っていないそうです。
「自分たちが作るのをやめてしまうと、伝統が途切れてしまう。」
そんな使命感もあり、今年も2万鉢近いほおずきを生産しています。一つでも多く、愛でてくださる方の手元に届きますように。
朝顔
生産者紹介
東京都の三沢園。下町園芸の発祥である江戸川の鹿骨に本拠地を置き、 伝統の花を育てています。
園主の三沢幸男さんはこの道50年以上。毎年入谷朝顔まつりでも屋台を出し、人気を博していました。
成長スピードの速い朝顔。綺麗な行燈仕立てにするために、毎朝手作業で、蔓を鉢の支柱に巻き付けていきます。
とても根気のいる作業ですが、花の見栄えを決定する作業なのでとても重要なのだと言います。
今年の朝顔市は残念ながら中止になってしまいましたが、ネットを通じて朝顔の販売に期待を寄せています。
職人朝顔を夏のお供に…
※朝顔は東京都の三沢園、茨城県の三和園芸 2社のものを扱います。