天然本マグロ

日本有数のマグロ基地、神奈川県三崎港に1隻の漁船がアイルランド沖から帰航しました。 その名は第七光洋丸、当店ではお馴染みのマグロ漁船です。 水産関係者が評価し、冷凍マグロの最高峰とも言われるアイルランド産本マグロ。 クレーンで次々と吊り上げられて運び出されていきます。

延縄漁法で1尾ずつ丁寧に釣り上げます。船上に引き上げ、経験豊富な漁師が〆てから血抜き。すぐさま－60℃の超低温の冷凍室で急速凍結します。冷凍マグロの品質を決めるのは、手当の仕方と完全凍結までのスピード感。

丁寧に、素早く凍結させる事で品質の劣化を防ぎ、解凍後に死後硬直が起きるほどの生きたままの鮮度を閉じ込めています。

漁獲期間は10月〜11月の2カ月間のみ。また、漁獲量も1隻65トンと制限が設けられています。

そのため国内に流通しても相場が高く、行先は高級店、料亭などに多くが流れていきます、スーパーや小売店などには、ほとんど並ぶ事がありません。国内流通量は、天然本マグロの中で1％ほどと言われます。

魚体平均は約150Kg。丸々と太った個体が多く、脂のりが良いのが特徴です。大トロはキメの細かいサシが入り、口に入れるととろけるような舌触りに甘みがジュワーっと口いっぱいに広がります。

中トロはまろやかな口どけと、強い旨味を兼ね備えた上品な美味しさ。赤身はしっかりした歯ごたえにねっとりとした食感、そして濃厚な旨味がガツンと伝わります。

今回の漁獲量は約200トン。アイルランド本マグロはその内、62トンで425尾にも及びます。 残りのメバチマグロやキハダマグロを含めた、この全てを1社のマグロ専門店が一船買いしています。 品質に対する強いこだわりがある専門店だからこそ、鮮度を維持した状態で日本に運ばれてきたマグロを美味しさそのままに加工ができます。

アイルランド本マグロは、超低温で保存されています。鮮度が良すぎるため、解凍に失敗してしまうと水分がドリップとなって出てしまいます。 電子レンジや流水では解凍しないで下さい。 専用の解凍リーフレットをお付けしています。