岩手県産豚すね肉使用
骨付きアイスバイン
アイスバインとは(Eisbein:独)
ドイツを代表する家庭料理のひとつで、
豚肉を塩漬けにし、燻製した製品のことを言います。
塩漬けの際にはローリエなどの香辛料や香味野菜を加えて、その後じっくりと煮込みます。
名前の由来はいくつか所説があり、
ドイツ語で「Eis=氷」、「Bein=脚」
かつて動物の骨をアイススケートの靴のエッジとして使用していたことが由来という説もあります。また、肉に含まれるゼラチン質が氷のように見えるからという説もあるそうです。
本製品も、岩手県産豚の骨付きすね肉をじっくり塩漬けした商品です。
ナイフなどで削ぎ落とすようにスライスして食べてください。
サラダへのトッピングや
サンドイッチの具材におすすめ
そのまま食べても美味しいですが、野菜との相性もよく、サラダやサンドイッチの具材にして食べるのがおすすめ。
すね肉は運動量が多い部位のため、硬く旨味もぎゅっと凝縮されていることから、こうして塩漬けにしたあとハム製品にすることが多いですが、身質も柔らかくなり、噛むたびに肉の凝縮された旨味を味わえます。
また、ドイツの家庭料理では、ザワークラフト(キャベツの酢漬け)や粒マスタードを添えて食べるのが一般的で、アイスバインの塩味にアクセントを加えつつ、茹でたじゃがいもを添えて食べると、よりドイツ料理として楽しむこともできます。
骨は捨てずに出汁をとる
骨付きのすね肉だからこそ、骨の美味しさも味わうべく、人参や玉ねぎなどと一緒に煮込むだけで、絶品スープが完成します。セロリなどの強い香味野菜を加える必要はなく、玉ねぎで充分。アイスバインの塩味だけで、優しいスープの味わいに仕上がり、試食をした際には加塩する必要はなく食べる事ができました。肉は煮込みに不向きなため、使用する際には後から入れて4〜5分、野菜と一緒に煮込む程度で食べることをおすすめします。
(文:食文化 田中利佳)