とろろをつまみ上げると20cmから30cmも伸びる!
「加賀丸いも」は、石川県の能美市・小松市で栽培される特産のブランド山芋です。
ヤマノイモ属ツクネイモ群に属する黒皮種の大和芋で、大人の男性の握りこぶしほどの大きさがあり、肉質はしまり、きめ細かく粘りが強く、芳醇で山芋特有な風味が特徴です。そのモッチリとした強い粘りと独特の食感、滋味深い味わいを体験すると、他の山芋では物足りなくなるほどです。栄養価が高く、生でも食べられるのが特徴です。
日本料理をはじめ、高級和菓子・水産加工品などに利用されています。
とろろ汁だけでなく揚げ物や団子鍋も美味。お好み焼きもお勧めです。つなぎにしても美味です。
麦とろご飯や、とろろそば、山かけはもちろんのこと、スライスして焼き、海苔で巻いて醤油をたらし、ホクホクの食感とほのかで上品な甘さを楽しめます。
レシピを工夫すればどんな料理とも相性よく楽しめます。
賞味期限 | なるべくお早めにお召し上がり下さい。 |
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保存方法 | ・新聞紙にくるんで、風通しの良い場所や冷暗所において下さい。 ・湿らせたおがくずや土に埋めると更に長く保管できます。 ・切り口は、水分を失うと変色します。使いかけを保存するときは、切り口にラップをして冷蔵庫(5℃)に保管し、早めに使いきるようにして下さい。 |
販売情報 | 販売終了 |
1910年代(大正時代初期)、先覚者の澤田仁三松氏と秋田忠作氏が丸いもの栽培の研究に励み、近隣に広めたことが起点と伝えられています。1934年に手取川が洪水を起こし、大量の川砂が田畑に流入しました。川砂と田んぼの土の混ざった所でいもを作っていると、大きな丸い形やすり下ろした時の強い粘りなどの特徴が現れるようになりました。現在の丸いも栽培の生産地は、1934年の洪水の流路とほぼ一致しており、これが丸いも栽培に適した土を作ったと考えられています。
2019年11月22日に能美、小松両市で生産される「加賀丸いも」の今季の初競りが金沢市中央卸売市場で行われ、最上級品の「プレミアム」は2個入り1箱(1・2キロ)が2万円で競り落とされました。特選品のプレミアムは700以上ある2Lサイズのうち、丸みを帯びて形が優れた「特秀」から選ばれ、2〜3%という希少な芋となります。1990年の大嘗祭には「加賀丸いも」が献上されました。
■GI産品とは
この商品は地理的表示(GI)保護制度に登録されている特産品です。風土や伝統が育んだ特色ある地域産品を国が保護している制度で、「地域ブランド」を守ります。「加賀丸いも」は、2016年9月7日に登録されました。
1.丸いもの皮をむき、おろし器ですり下ろし、さらにすり鉢でよくすりおろします。
2.さました出汁汁を少しずつ加えながらよく混ぜお好みの濃さにのばします。
3.とろろを器に入れ、お好みの漬物や海苔や具材を散らしてご飯とあわせてお楽しみください。