家族で守り抜く大切なりんご
青森県三戸郡三戸町の水野さんただ一軒しか栽培されていない希少なりんご「ミニふじ」です。一般的なりんごの約1/4サイズの小さなりんごです。「ミニふじ」は「ふじ」の特性に近く、小さいりんごとしては珍しく長期間の保存が可能です。
元となった樹や品種、掛け合わせの情報は開発者が亡くなられて不明のため、品種登録は行われていません。ですが家族によって樹が守られ、細々とではありますが栽培が続けられています。
直径4~5cm、重さ50gほど。一般的なりんごは1玉300gですから1/4〜1/5サイズです。食後のデザートや小腹が空いた時に丁度良い大きさです。毎年、10月下旬から収穫が始まり、11月中旬頃までに収穫を終えます。
実測糖度も13度と高く、パリ感のあるおいしいりんごです。
保存性の高さも驚きです。「ミニふじ」は密封した袋に保存しておけば一般家庭の冷蔵庫でも2ヶ月はおいしさを保つことができるので、たっぷり2kgお届けします。この可愛らしさや驚きは贈り物にも最適です。後世へ残していきたい、そんな思いでご紹介いたします。
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消費期限 | お早めにお召し上がりください。 |
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保存方法 | 冷暗所 |
紅玉の産地で知られる青森県三戸町でこの画期的なりんごが誕生しました。誕生させたのは故・水野益治さんです。全国に向けて特色あるりんごを売っていきたいと独学で開発し誕生させたのです。
品種改良でりんごの新品種を作るには20年以上かかることも珍しくありません。まず大きさや味、収穫期など、作りたいりんごの目標を設定し、その性質を持つ親品種を決め受粉させます。そして実った果実から種を採り、それを蒔いて苗を育てます。その樹に実がなるまで数年。実ったりんごを吟味し、目指すりんごに近いものを選抜します。
開発者の益治さん様々なかけ合わせを試し、種から数千本の苗を育てました。(今も農園には30〜40種類の名もなきオリジナルの小形りんごの樹があります)その中から、理想的な小型りんごがなる樹が見つかり、「ふじ」を台木にして、その上部に「ミニふじ」の枝を接いで栽培を始めました。益治さんが品種改良を始めてから10年以上の月日が流れていました。
しかし、ようやく量産の目途がついた矢先、益治さんは2005年に51歳の若さで他界しました。その後は父親の益栄さんが受け継ぎましたが、益栄さんも亡くなられ、今は2人の意思を受け継ぎ、ご家族によって守り続けているりんごです。