一日食三棗 終生不顕老
【2024年2月10日の春節向け販売です】
台湾ではとても身近なフルーツ「棗(ナツメ)」です。
味わい・食感ともに日本のフルーツにはないものです。
当店では一年に一度の楽しみとしてもご好評いただいています。
まず見た目からして特徴的で、小さな青りんごのようですがさくらんぼの様に果肉の中心部に種が1個あります。
果肉の硬さ・食感は梨のようで、果汁に少しとろみがあります。ジューシーで甘味があり、ほのかにライチのような風味で後味はすっきりとしています。
カットして食べる以外にも、丸かじりも台湾ではポピュラーです。
棗の旬は1〜3月。栄養価が高く生薬にも利用されてきた歴史から、一年の無病息災を祈って春節(旧正月)の縁起物としても扱われています。
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棗は世界三大美女の1人、楊貴妃が好んで食べたといわれ「一日食三棗 終生不顕老」(1日3粒の棗を食べることで、老いを防ぐ)という言葉が今も残っています。
また別名「脾(胃腸)の果」とも呼ばれており、食物繊維や葉酸、カリウムが豊富に含まれています。
台湾産は2018年に輸入が解禁され、まだまだ日本ではなじみがないですが、台湾の冬のフルーツとしてぜひご注目ください。
現地で食べごろで収穫し、検疫のため一定の保管期間を経て空輸で日本へ入荷します。
漢方薬の原料ともなる乾燥させた赤いナツメや、ナツメヤシ(デーツ)などとは別物のインドナツメという品種です。
防ばい剤などは使用していません。
(※航空便や検疫により遅れが出ることもございます。その際はご了承ください。)
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販売情報 | 販売終了 |
【棗と日本】
今ではあまり馴染みのない「棗」ですが、実は「万葉集」の歌に登場しており、初秋を示す季語になっています。つまり、奈良時代には既に渡来していたと考えられています。
「梨棗(なしなつめ) 黍(きみ)に粟(あは)嗣(つ)ぎ延(は)ふ田葛(くず)の 後(のち)も逢はむと葵(あふひ)花咲く」(万葉集・巻十六 三八三四番歌より)
※訳:梨、棗、黍に粟が実り、葛が花を咲かせる。その後は葵の花(あおい(あふひ)・会う)が咲くようにまた逢いましょう
当時の人々は薬として珍重し、各家家で栽培していたようです。
現在は食用としての用途は少なくなり、国内ではほとんど栽培されておりませんが、我々のご先祖様も食べていたかもしれない古のフルーツです。どこか懐かしさをも感じるかもしれません。
【棗輸入の流れ】
2018年にやっと輸入が認められた生果の「棗」。それまでの道のりは大変困難なものでした。検疫の都合上、害虫がいないことを証明できなければ入国させられません。
そこで「低温処理技術」を開発。収穫後は台湾で14日間、特殊な冷凍庫の中に入れ、問題がないことが確認されてから飛行機で入国させます。厳重な検疫検査の末、ようやく出荷地に到着し、さらに検品にかけられます。
防かび剤不使用なので、勿論そのハードな輸送過程で傷んでしまうものもあります。お届けするものはそういった数々の試練を乗り越えた棗なのです。