β-クリプトキサンチン高含有量の品種
農研機構 果樹研究所が「清見×興津早生」に「アンコール」を掛け合わせ、2009年に品種登録がされた『津之輝(つのかがやき)』をハウスの名手 愛知県蒲郡が手掛けました。
種はほとんどなく、みかんのように食べることができるので、薄皮が厚くなる年明けには重宝される柑橘の1つです。
果肉はプリっとしており、ジューシー。糖度と酸度のバランスも良いです。
また、機能性成分として注目される「βクリプトキサンチン」を多く含むのも魅力の1つ。
・蒲郡
天保年間(1830年)より続くみかん栽培に関して非常に長い歴史があります。
その期間で培った栽培技術からハウスみかんのトップブランドとしての地位を築きました。
水分の調整や室温の管理等、徹底した管理により生み出される果実は旬の露地品をしのぐ程です。
・β-クリプトキサンチン
カロテノイドの一種であるβ-クリプトキサンチン。みかんをたくさん食べると手が黄色くなるのもβ-クリプトキサンチンの影響です。
β-クリプトキサンチンは、肝機能障害や動脈硬化といった生活習慣病や、骨粗しょう症のリスクを下げる働きがあります。
しかし、私たち人間の体内ではβ-クリプトキサンチンを作り出すことはできないため、みかんや柑橘に含まれるβ-クリプトキサンチンに注目が集まっているのです。
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