1月中旬まで樹上で完熟させました。
【樹上で完熟 晩生種のみかん】
最も遅い時期に出回るみかんなので、内皮(じょうのう膜)は厚めの品種です。品種名は、寿太郎温州種、今村温州種などが入ります。年明けに出回るみかんと言えど、ほとんどは12月中に収穫します。その後、蔵でねかせて酸を抜いて1月〜3月に出荷されます。本当は長く樹上におけば糖度も上がり味が良くなりますが、鳥獣害や自然落下のリスクが出ます。そのため、ある程度味が良くなったら収穫するのが一般的です。
西田さんは、1月中旬までじっくり木にならせています。とても味がのっているので、是非ともご期待ください。
西田さんはレモンも栽培してますが、生産量が少なく小さなロットで加工してくれる加工所が今季は見つけられなかったそうです。そこで、安心安全の国産レモンを1つお付けします。皮まで安心して使えます。
【樹木医 西田秀基さんが栽培するみかん・柑橘】
瀬戸内海に浮かぶ小島、山口県の周防大島は、雨が少なく日照時間が多いため凄く美味しい柑橘が育ちます。島でつくる柑橘のすばらしさは感動ものです。
西田秀基さんのご実家は元々みかん農家。西田さんは、関東で造園業の仕事をしていましたが、ご両親の後を継ぐために地元に戻ってきました。農業は素人だったのかというと、決してそんなことはありません。農業をやっていなくても造園業とは元々果樹のプロでもあります。名刺には「樹木医」とあり、樹木のお医者さんなのです。
果樹生産者に共通して言えることですが、栽培が上手な人はまず、果樹という生物がどういう構造で生きているのかを良く知っています。
どんな時にどんな栄養が必要で、それを効率よく与えるためには何をしたらよいか。木に元気があるのか。病気になっていないのか。
植物はしゃべることができません。葉や芽の伸び方などを観察することで、今その木がどんな状態かを細かく知る能力が高い人が果樹栽培のプロであることは、長年この仕事をしていて分かりました。理論を知っていて観察眼に優れている人は、たいてい凄い果物を作ってきます。
西田さんは、初めてお会いして作り方を聞いたときは、驚きでした。完全に独自の考えをもっていて私は自分の知っている知識では全くアップデートできない状態でした。その柑橘栽培は独特で、誰とも違ったのです。ただし、出てくる柑橘の美味しさは本物。世の中には、自分の知っていることが全てではないと感じました。西田さんが作る柑橘をお楽しみください。
賞味期限 | 目安として出荷から1週間 |
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保存方法 | 常温 |
販売情報 | 販売終了 |