闘鶏ならではの勇壮な姿、引き締まった肉を鍋で食すのが江戸っ子の心意気
江戸時代から庶民のご馳走として親しまれた「軍鶏鍋」をご家庭で再現できる『東京しゃもと千寿葱セット』です。
明治10年創業の鳥専門問屋・加賀屋が厳選した「東京しゃも」、葱は東京・千住葱市場で活躍する老舗葱商から仕入れる江戸時代から続く伝統野菜「千寿葱」をご用意します。
「東京しゃも」は、江戸時代の軍鶏(シャモ)の血統を75%も引き継ぐ鶏です。「母(純系軍鶏×ロードアイランドレッド)×父(純系軍鶏)」の掛け合わせで、軍鶏本来の味が強く現れています。千寿葱は、巻きが多く、加熱したときの甘味・旨み・食感ともに極上の逸品です。江戸文化の味『軍鶏鍋』をお楽しみください。
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店舗 | 新橋 加賀屋 (株式会社食文化 出荷店) |
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商品番号 | M004-101-3-00005 |
セット内容 | スライス(モモ200g、ムネ・ささみ200g) 計400g、千寿葱×1本 |
原材料名 | 鶏肉、長葱 |
獲得ポイント | ログインして確認 |
消費税率 | 8%軽減税率 |
賞味期限 | 出荷日を含めて4日間 |
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保存方法 | 冷蔵 |
販売情報 | 販売期間:2/1 00:00 ~ 2/16 08:00 販売終了 |
東京(江戸)と軍鶏
東京としゃもの関係は長い歴史を持っています。 しゃもはシャム(現在のタイ国)がなまったものだとされています。12世紀に於ける鳥羽僧正の鳥獣戯画にもしゃもらしい鶏が画かれていることから、かなり古く大陸から伝わったものと思われます。幕末の風俗誌「守貞漫稿」(1853年)に「鴨以下鳥を食すは常のこと也、然れども文化以来京坂はかしわと伝鶏を葱鍋に烹て食す事専也江戸はしやもと伝鶏を同製にして之を売る」とあります。しゃもを軍鶏と書き、勇壮な姿を好み、その闘鶏で引き締まった肉を食すところに江戸庶民の心意気が感じられます。
東京(江戸)と千寿葱
一般的には知られていませんが、浅草近くの千住という町に、日本で唯一、長葱だけしか扱わない市場があります。こだわりの葱農家が自分の畑で収穫された極上の長ネギだけを葱商(葱専門の卸し業者)が競り合います。
この葱は「千住葱」もしくは普通の千住系葱と区別するために「千寿葱」と呼ばれています。この千寿葱、実は約二百年前から江戸の食通をうならせてきた極上の葱です。特に明治時代に続々と生まれた鍋屋の間で、「飛び切り甘くて煮崩れをおこさず、それでいて口の中に入れるととろける葱がある」と評判になり、蕎麦屋の間では「薬味にすれば一本でほかの葱の倍以上取れる」と言われ、瞬く間に東京中の鍋屋、蕎麦屋、焼き鳥屋、すき焼屋など、葱を多く使う料理職人の間に広まったそうです。
水炊き風に仕立てるのも美味ですが、ここではすき焼き風のレシピをご紹介します。
割り下はみりん1、酒1、醤油2、水6の割合で混ぜ、いったん沸かしてから使う。水の代わりに昆布出汁でも美味。
食べているうちに味が濃くなるので、その都度、水か出汁をさす。
ねぎは斜めに細く切っておく。浅めの小鍋に割り下を張り、葱と肉を煮ながら、粉山椒をまぶしていただく。
※基本的にすき焼きの味付けになりますので、溶き卵をご用意ください。