【マーキュリー】
果皮は熟度によって緑黄色から濃い紅色に変わり、果肉は淡い黄色をしています。円形で大きさは150g〜200gほど。酸味は少なく、果汁が多くて食味に優れたすももです。産地の気候との相性が良く、今後出荷量の増加が見込まれています。
【山形県JAさがえ西村山すもも部会 〜日本一のすもも部会を目指して〜】
「JAさがえ西村山すもも部会」では、7月初旬から品種リレーをして10月中旬まで様々なスモモを栽培しています。
主産地の大江町は、冬の雪が1〜2メートルも積もる土地です。種は雪解けとともに自ら堅い殻を割って力強く芽を出し、1年で2メートルも枝が伸びるそうです。
産地を訪問した7月下旬は、炎天下のお昼過ぎにはとても外で作業が出来る状態ではないほどの暑さでした。そんな中、雪の重さで半分折れた枝にも鈴なりに実をつける、生命力の強いスモモがとても印象に残っています。
日中の気温は高いですが、盆地特有の気候で、昼夜の寒暖差が大きくなり甘いスモモが育ちます。
【食べごろについて】
※多少酸味が残る場合があります。冷蔵庫で2〜3日置けば、酸が抜け果肉も柔らかくなります。
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賞味期限 | 目安として出荷から4日程度 |
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保存方法 | 冷蔵 |
販売情報 | 販売終了 |
【オリジナル品種を15種類も栽培】
在来品種の多くは、7〜8月に出荷されますが、山形県では常識外の秋のスモモを栽培しています。
果物における8月は桃が終盤、梨・葡萄が出てくる時期です。そんな中、あえて9〜10月のスモモを開発し作り続けてきました。
2000年代の中頃、部会長の渡辺さんは「遅い時期のプラムはいらない」と言われたそうですが果肉が締まり、糖度が高い晩生種のスモモに可能性を感じていました。
今ではそんな渡辺さんを中心に、スモモ栽培に可能性を感じ、全国から人が集うようになりました。東京出身の方で、移住してスモモ専業農家になった生産者もいるほどです。
長い間、樹上に置かれることで甘さが増した秋のスモモ。今後、新たな山形県の目玉になる農作物として期待せずにはいられません。是非お楽しみください。