雲仙うららかファーム 前田さんの「原口早生みかん」 約3キロ

長崎生まれの「原口早生」ミカン

長崎県内の柑橘栽培の歴史は古く、江戸時代には、佐世保市で「江上文旦」平戸市では「平戸文旦」が誕生し、伊木力（諫早市）、長与（長与町）ではうんしゅうみかん栽培が開始されました。

原口早生は昭和45年に西海市で宮川早生の枝変わりとして発見された温州みかん。
甘さ強く、酸味のバランスも良いのでミカンの美味しさをしっかりと感じられます。
果皮と果肉の色は鮮やかな橙色で見るに美しく、薄皮も剥きやすく食べやすいので子供から大人まで皆さんが楽しめるミカンです。

極上ミカンを生み出す長崎県雲仙

長崎県南部、島原半島の北西部に位置し雲仙普賢岳を取り巻くように位置しており、西岸に橘湾、東岸は有明海に面しています。
火山の噴火活動の影響で、水はけの良い土壌で形成された「長崎・雲仙」です。
豊かな自然の恩恵を受け最良のミカン栽培を行っています。

化学肥料・防腐剤・
ワックス使用なし！

前田さんは「化学肥料」を使用しません。
それどころか「防腐剤」「ワックス」も使用しないのです。
葉や根に直接注ぐ液肥には鹿児島県産のカツオ、糖蜜（とうみつ）などを発酵させたアミノ酸満点の液肥を使用。
さらに、土壌中に入れ込む元肥には牛・豚の糞を基本とした有機肥料を使用します。

「窒素・リン酸・カリ」と植物の生育に欠かせない三大ミネラル。
でも、これらが単に入っていればいいというわけではないのです。
液肥と元肥が土壌中で化学変化を起こし、第二第三の変化をみかんの樹の成長に合わせて起こしていきます。
そうした、アミノ酸の結合から生まれる栄養がみかんにコクを生み出すのです。

石垣の上で栽培される
原口早生

多くの山々が連なるこの地では、急勾配は当たり前。
その分、みかん栽培には重要な“水はけの良さ”がこの地にはあるのです。

さらに、斜面に石垣を組みたてて作られたミカン園地は、“樹”自らの力を引き出すので、極上のミカンに仕上がります。

“やみつき”ミカン
原口早生

とある日、収穫したての宮川早生ミカンのサンプル品が届きました。

前田さんに確認すると「まず食べてみてください」と言われ・・・食べて驚きました。
収穫したて・出始めのミカンといえば「酸」が強すぎて食べにくいのが実情です。

ところが！その印象が一変。
しっかりとした甘さも感じつつ酸味もあり「ミカンらしい」美味しさ・コクを体験する事ができたのです。 もうじき迎える最盛期では、酸度が下がり糖度もグーン！と上がってきます。

ついつい何個も食べてしまい“やみつき”になってしまうことでしょう！ 旬を迎える原口早生にご期待ください！

長崎・雲仙のミカン
魅力を知ってもらいたい！

「最初はみかん栽培をやるとは思っていませんでした」
学校卒業後、大手自動車メーカーに勤務。
その後、父親の会社の手伝いをするつもりで帰郷した生まれ故郷。
そこで出会ったのは、
今までは“当たり前”だったみかん畑の美しさと、みかんの美味しさ。

長崎・雲仙のみかんの魅力に一気に魅せられた、若き挑戦者が挑むのは極上の、唯一無二のみかん創りです。

前田さんにとっての
ミカン栽培とは？

前田さんにとってのミカン栽培とは？という質問をしてみました。

「そうですねぇ、生き甲斐でしょうか。上手く行く年もあれば行かない年もあります。今年の極早生ミカンは自然環境の影響を受け売り物にはならない位の状況になってしまいました。けれど、問題点を突き詰め、自然と向き合いテクノロジーを活用しミカン栽培に取り組む。満足のいく結果を出せた時には生きてるってコトを実感できます。」と前田さんは語っていました。

地域固有の品種を限定し手に入れる事は“そう簡単には”出会えません。 前田さんの生産量は限りがあり、直ぐに完売してしまう恐れがあります。 早めに確保していただく事をお勧めいたします！