キュアリング&長期熟成をして甘さが大幅にUP
当店独占契約の畑で、有機肥料を用いたミネラルたっぷりな畑で作られた『安納紅』です。
収穫後、温度・湿度管理が徹底された貯蔵庫で40日間以上熟成することで、他のサツマイモとは一線を画す濃厚な甘さに仕上げました。
芋は熟成されるほどデンプンが糖化され甘味が増しますが、通常は長期の熟成の間に傷んでしまいます。それを解決したのが「キュアリング」です。新鮮な芋に32℃から35℃の温度と90%から100%の湿度を加え、芋のコルク層を4層程度形成させ、さらに12時間から24時間13℃まで温度を下げます。
このキュアリングにより、芋は長期熟成にも耐えられるようになって、極限まで甘さが引き出されます。
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※近年、全国でつるや芋が腐敗する症状(基腐病)が多発しています。
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安納紅は、鹿児島県の所有として、種子島だけに限定許諾されていた品種です。バイオ苗も種子島の農家しか入手できない、極めて希少な芋だったのです。門外不出だった芋が、とびきりの味わいで登場します。
今回、この安納紅をお届けする事が出来るのは、この伝統芋の味を、一人でも多くのお客様のもとへお届けしたいと大切に作りあげる農家さん達に出会えたからなのです。今回の安納紅の味は、お芋というよりは、スイーツと言った方が良いかもしれません。高水分で、クリームのようにネットリとした食感、焼くと蜜(ヤラピン)が溢れ出てきて、甘さもとびぬけています。(ゆっくりと時間をかけて加熱すると、より美味しくなります)
・・・安納紅の歴史〜
時の種子島島主、第十九代種子島弾正久基公から始まる安納芋。宝永二年(1705年)に前田利右衛門によって伝わって以来、その原種の種芋が根付いているのが種子島安納芋になるのです。急速に普及が進められ、その後の薩摩地方では餓死者は皆無だったと言われる程、日本における食物歴史の原点でもあります。
・・・一般のサツマイモとも違い〜
江戸時代、関東地方を襲った享保の大飢饉時に既に実績のあった薩摩芋は、享保の改革を推し進めていた当時の将軍徳川吉宗の命を受けた蘭学者の青木昆陽によって、日本全国に広められました。しかし多くは「農林1号」等などの改良品種でした。品種改良に伴い、やせた土地でも栽培が出来、多くの収穫が見込めましたが、食味は淡泊なモノまで・・・味と収量の難しさ、なかなか両立しないのです。
アルミホイルに包んで、オーブントースターで約30分。
ホイルをはずして、焼き色を10分程つけます。
焼き終わったら、15分程まってお召し上がりください。
※高水分の為、じっくり焼くのをおススメ致します。
時間をかけ焼いた芋は、ネットリして非常に美味しく頂けます。