山梨県山梨市「古屋農園の桃」

写真は古屋農園の園主、古屋憲孝さん。

山梨県山梨市の「古屋農園」。日本一長い日照時間に加え、昼夜の寒暖差が大きい盆地の特性をいかし、22品種の桃を栽培しています。
桃栽培は専業農家だったお祖父様の代からで、2023年で85歳を迎えるお父様もいまだ現役です。

化学肥料を使用せず、有機肥料にこだわった桃。
除草剤も使いません。

桃の栽培では減農薬が難しいといわれていますが、通常の農薬散布数28回に対して２〜３回、約9割減です。農薬を減らすと簡単にいってもできるものではありません。 農薬を使わなければ病気・害虫にやられてしまい、極端に収穫量がへってしまうのです。しかし、桃の木を健康に育て、人間でいう免疫力が強い状態にすれば不可能ではなくなります。
そのために、有機肥料を使い、土中にいる微生物が活発になるような土づくりをしているのです。除草剤も使わないため、栽培にとても手間がかかります。

食べる人の事を考えたら
今の栽培に行きつきました。

今のような栽培方法を取るようになったのは、憲孝さんのお父様の代からだそうです。自分の子供や孫、お客様に食べてもらう桃栽培の理想を追求した結果が自然に近い栽培方法だったのです。
「皮ごと安心して食べてもらえる桃を作りたい」と憲孝さんは語ります。
古屋農園の桃は、独自の研究と長年の経験による栽培技術により、甘みと味が濃いのが特徴です。ギフト用の大玉桃を目指して1本の木に実をつけすぎないようにし、実の形や大きさ、実をつける場所を厳選しています。収穫量より美味しさを優先しての栽培方法です。

出荷作業は家族総出でやりますが
桃の収穫・箱詰めは必ず二人だけ。

桃の収穫は朝4時から9時まで。気温が上がる前に収穫を終わらせなければならないので、ほとんど休みなしで一気にやります。今年のように特に暑い年は、いかに朝早くに農作業を終えるかが勝負ですが、桃の熟度の見定めは素人では出来ないので、必ず憲孝さんとお父様の二人だけで行っています。シーズン中の6月〜8月は一日の休みもなく行うというから大変です。
収穫の後は、当日中に出荷を行うため、家族総出で行います。休日には、近くに住んでいる憲孝さんの妹さん家族も手伝いに来てくれます。
一年がかりで大切に育てた桃を是非お楽しみください。新鮮な桃を産地直送でお届けします。